資格がなくてもできる!結婚相談所開業の流れとは
日本でのライフスタイルや働き方は多様化しています。
ひとつの企業に定年まで勤めるという時代ではなくなり転職も盛んになっています。
また妻もフルタイムで働いている家庭が多くなり、仕事と家事や育児、介護の両立に悩んでいる方も多いでしょう。
働く時間や日数に融通が効くため、独立して開業に踏み切る方もいます。
飲食店やサービス業などさまざまな業種がありますが、結婚相談所もそのひとつです。
婚活という言葉も一般的になってきており、お見合い番組なども放送されています。
実際に独立して開業を考える場合には、必要な費用や収入、仕事の内容など気になるポイントはいろいろあるでしょう。
ここでは結婚相談所の開業の流れについてご紹介いたします。
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あなたの人生観が活かせる結婚相談所の仲介人の仕事
結婚相談所の仲介人の仕事は、結婚を希望する方の相手を探し、成婚にいたるまでのサポートをすることです。 結婚相談所の会員となった方のプロフィールを作成し希望と照らし合わせながらお見合いのセッティングをしていきます。 お見合い後の結論についても確認し、交際をフォローするのも大切な仕事です。 成婚というゴールに向けてサポートを継続していきます。 結婚相談所の事業主の多くは個人事業主で、日本結婚相談所連盟に加盟し、新たに開業する方の約90%は業界未経験者だそうです。 特別な資格やスキルがなくても開業できるのも理由のひとつでしょう。
また短期に低資本で開業でき粗利率が約90%と高いのも特徴です。 在宅で仕事をすることも可能ですし副業として仲介人の仕事をすることもできます。 仲介人の仕事は人のお世話をすることが好きな人に向いています。 結婚を希望する方の相談に乗り、成婚にいたったときには一緒に喜ぶことができるやりがいのある仕事です。 今までの人生観や体験が活かせる仕事で、それぞれの仲介人の個性に左右される仕事ともいえるでしょう。
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日本における婚活ビジネスの需要とは
国勢調査の結果から1980年以降、日本での生涯未婚率は上昇を続けていることが分かります。 そんな状況で婚活ビジネスの需要はあるのか疑問に思う方もいるでしょう。
国立社会保障・人口問題研究所が行った調査によると、いずれ結婚しようと考えている未婚者の割合は約90%弱と多い傾向です。 さらにいずれ結婚しようと考えている未婚者に対して、「ある程度の年齢までに結婚するつもり」と「理想の相手が見つかるまで結婚しなくてもかまわない」のいずれか一方を選ぶ調査も行いました。
以前は「理想の相手が見つかるまで結婚しなくてもかまわない」と回答する割合が多かったのですが、2000年代以降になると「ある程度の年齢までに結婚するつもり」と回答する割合が多くなっています。 理想の相手を見つけることにこだわるよりも、結婚したいと考える人が増えているといえるでしょう。 さらに再婚に対する婚活ビジネスのニーズも増えています。 国民生活選好度調査で離婚に対する考え方を調べていますが、2005年の調査では1992年に比べて男女ともに離婚を肯定する考え方の割合が増えています。 離婚への抵抗感は薄れていると考えられ実際に人口統計資料集から離婚率は上昇傾向にあり、再婚へのニーズが増えているといえるでしょう。
顧客の年齢層が幅広くなっており、それに対応したサービスを提供するのもポイントです。 さまざまな結婚希望者がいるため、婚活の方法も多様化し市場は高まっています。 婚活パーティーや街コン、インターネットを活用したネット婚活など自分に合ったものを選ぶことができ、お見合いの良さも再評価されてきました。 結婚相談所の仲介事業による社会的な貢献度は高くなっています。 未婚からつながる少子化は日本全体の課題にも挙げられ、2013年には自民党内で「婚活・街コン推進議員連盟」が設立されました。 婚活支援を行っている地方自治体もあるのです。
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会員からの報酬で成り立つ!結婚相談所の収入について
結婚相談所の収益は、会員となった方から継続的に得ることができる会費やお見合い料などから成り立っています。 毎月一定の収入が見込めるのが特徴ですが、トラブルを避けるためにも、入会時にどのタイミングでどのような費用が発生するか説明することが重要です。 会員の方から得られる収入には次のような項目があります。 結婚相談所に入会するときの入会金の相場は、3万円程度になります。 入会金を無料にすることを考える方もいますがリスクがあることを忘れてはいけません。 収入や貯蓄が少ない会員が集まってしまうとプロフィールの条件が悪くなり、なかなか成婚にいたらない場合もあります。 また結果が出ないために無料で会員になれる結婚相談所を転々としている方が入会される場合もあり、入会金を無料にして会員を集めることが得策でないケースも多い傾向です。 結婚相談所を始めたばかりでは対応が難しいでしょう。
入会後のお見合いの調整や交際などのサポートに対する活動サポート費の相場は、7万円程度です。 お相手選びや交際中の助言はもちろん、精神的なサポートも含まれます。 月会費は5,000~1万円程度が相場です。 お見合いを行うときの費用は、1回ごとに5,000~1万円程度が相場になります。 会員向けの婚活パーティーを行った場合、参加費用の相場は1万円程度です。
プロフィール写真を撮るためのスタジオや、自分磨きができるサロンなどと提携し、会員の方へ紹介するその他サービスに関する費用の相場は、1万円程度~となっています。 会員の方へさまざまなサポートをして成婚にいたったときの報酬である成婚費の相場は10万~30万円程度です。 成婚費を重視した料金体系にすることで、より会員へのサービスを充実させることにつながるでしょう。
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ビジネスプランを考えて開業に備えよう
結婚相談所を開業するには、結婚相談所が多く加盟している団体に所属し、相談所間でお見合いの相手を探していくという流れが一般的です。 まずはビジネスプランを考えていきます。
開業をする場所は自宅の一角で開業するか、新たに店舗を借りるかといったことを考え、料金設定もしていきましょう。 ビジネススタイルには以下の4つがあります。
「成婚重視型」は成婚にいたった場合の成婚費や会員の同意を得てお見合いが成立した場合のお見合い料を高めにします。 その代わり入会金や月会費を低く設定するスタイルです。
「婚活エンジョイ型」は婚活パーティーやセミナーを利用しながら成婚に導いていきます。 月会費やお見合い料を高めにして入会金や成婚費を低めに設定することで、会員が長く婚活をすれば多くの収入を得ることができます。
「教育・スクール型」は、より詳細なアドバイスをしていくスタイルで、お見合い中の会話や服装はもちろん、お付き合いが始まってからも同様のサポートをしていきます。 入会金を高めに設定するため、会員数が増えれば収入につながるのが特徴です。
これらすべてを行うスタイルは「総合型」といわれます。 結婚相談所を開業するときには、他の結婚相談所との差別化がポイントです。 入会できる年齢を区切ったり、収入や学歴を絞ったりする相談所もあります。
また結婚を希望する方の年齢層が幅広いことに着目し、中高年向けのコースを設定したり、世代を限定したパーティーを開催したりすることもできるでしょう。
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結婚相談所の開業資金はどのくらい必要?
結婚相談所の開業は低資本で行えるのが特徴です。 大きな事務所は不要ですし、事務所を構えずに活動している仲介人もいます。 自宅の一角やレンタルオフィスなどを利用するのでも十分です。 商品を仕入れたりサービスを提供する道具をそろえたりする必要もありません。
また営業時間も自由に決めることができ、メールや電話でのやりとりも平日の夜や週末に集中することから1人でも仲介業を行うことが可能で人件費も抑えることができるでしょう。 さらに所属している連盟へのシステム利用料も低価格でロイヤリティーが不要な場合もあります。
都市部に10坪の結婚相談所を開業する事例を考えてみましょう。 1カ月10万円の賃借料と仮定すれば、約10カ月分の保証金約120万円に1カ月分の敷金を加え132万円程度必要です。 また設備工事費・什器などに360万円程度かかります。 内訳は内装工事費に約200万円、空調費などに約40万円、看板・備品などに約120万円です。
さらに開業費として160万円程度必要になります。 その内容は調査費に約50万円、印刷・DMなどの販促費に約30万円、パーティー費に約30万円、開業前賃貸料・水道光熱費に約50万円です。 これらの費用を考えると660万円程度で結婚相談所を開業することができるといえます。 結婚相談所の仲介事業は粗利率が約90%ととても高くなっています。 低資本で開業でき、開業後のランニングコストも安いため、他の業種と比べて開業へのハードルは低く、開業後の不安も比較的少ないといえるでしょう。
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会員数を増やすために!集客準備のポイント
結婚相談所を開業する上で大切なのは集客準備です。 会員数が少ないのであればビジネスにはなりません。
しかし会員数が多ければいいというわけではなく、自分がお世話することができる人数を目標にしていきましょう。 人数が多すぎてもプロフィールや希望する条件などが一致せず、きめ細かなサービスが提供できなくなってしまいます。 集客準備のポイントとして、あまり広告費にお金をかけ過ぎないことが挙げられます。 広告費をかけたにも関わらず、会員が集まらなかったら意味がありません。 インターネット上にホームページを立ち上げたり、ブログなどを活用したりして宣伝しましょう。
また名刺やチラシを使った方法もあります。 近所の喫茶店や美容室へお願いして、名刺を置かせてもらいましょう。 その名刺によって入会した会員が出れば、名刺を置かせてもらったお店にお礼をするのがおすすめです。 今後もより活発に宣伝活動をしてくれるでしょう。 スーパーや地域の掲示板を借りて、チラシを貼る方法もあります。 持ち帰り用のチラシや名刺を一緒に置いておくと効果的です。
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まとめ
結婚相談所の仲介人の仕事は資格やスキルがなくても始められる仕事です。 さらに日本には潜在的なニーズが多くあり少ない資金でも開業できるため、始めやすい仕事だといえるでしょう。 もちろん開業するにあたっては個人情報の保護には注意が必要です。 中には結果が出ないために苦情を言ってくる会員の方がいたり、会員数が増えなかったりして苦労することもあるでしょう。
しかし結婚したい方の希望を叶えることができ、人のお世話をすることが好きな人にとっては、大きなやりがいもあるはずです。 開業するのに不安がある方は仕事を続けながら副業として結婚相談所の仲介人の仕事を始めるのがよいでしょう。 多くの人の幸せ探しが手伝える結婚相談所を開業してみてはいかがでしょうか。
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