英会話教室を開業したい!夢を叶えるためのポイント

「学生時代から英語が好きだった」「子どもと関わる仕事がしてみたい」「実は大学時代に英語の教員免許を取得した」などの理由で英会話教室の開業を考える人もいるでしょう。
英語に抵抗がなく人と関わることが好きなら、非常にやりがいがある仕事にはなるはずです。
日本の義務教育で英語が必須であるため、英語を勉強したい人は多い傾向です。
また英語力があることが昇進の条件となる企業もある以上、英会話教室の需要が0になってしまうことは考えにくいでしょう。
しかし英会話教室の経営も軌道に乗せるためには事前のリサーチはやはり欠かせません。
そこで英会話教室の経営のポイントや、リアルな年収事情をお話しします。
これを参考に、工夫をこらして生徒に喜んでもらえる英会話教室を目指してみましょう。
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手続きを押さえれば大丈夫!実は資格は必須ではない
「英会話教室は英語の資格がないと開業できない」と思っている人もいるでしょう。 実は、英会話教室を開業する場合、常に英語の資格が必要とされるわけではありません。 中には、講師採用試験を受験し、パスした人だけが教室を開設できる仕組みを導入している英会話教室チェーンもあります。
「しかし、どこのチェーンにも加盟せずに自分で立ち上げる場合は、あまり気にする必要はないでしょう。 むしろ英会話教室を初めて開業する場合に重視してほしいのは税金上の手続きです。 個人事業主として開業する場合でも税務署に必要な次の2つの書類を期限通りに出しましょう。 「個人事業の開業・廃業当届出書」は新しく事業を開始したときに提出するもので、開業した日から1カ月以内に提出する決まりになっています。
なお提出期限が土曜日・日曜日・祝日など税務署の開庁時間外の場合はその翌営業日までに提出すれば大丈夫です。 納税地(個人事業主の場合は自分の住所)を管轄する税務署に平日の8時半から17時までの間に提出しましょう。 なお、期限内までに到着するスケジュールであれば、郵送するのも可能です。
「次に青色申告を行う場合は「所得税の青色申告承認申請書」を提出します。 青色申告とは複式簿記による帳簿の記録を行い、期限内に申告書を提出することを条件として、最大65万円までの特別控除を受けられるようにする制度です。 よりわかりやすく言えば会計ソフトを使って正確な帳簿を付けて期限通りに確定申告を行えば、税金の計算にあたって差し引ける金額が増えて、節税ができる制度と考えましょう。 操作が簡単な会計ソフトもあるので、パソコンに抵抗がなければぜひ青色申告を選択するのをおすすめします。
「ただし青色申告をしたい場合は、申告をしようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以降に英会話教室を開業した場合は開業した日から2カ月以内)に「所得税の青色申告承認申請書」を提出しないといけません。 忘れてしまわないように、先ほど紹介した「個人事業の開業・廃業当届出書」と一緒に提出するのをおすすめします。 なお、これらの手続きに必要な用紙は最寄りの税務署の窓口で受け取ることもできますし、国税庁のホームページからPDFデータをダウンロードして印刷したものを使うこともできます。
※1【ステップワールド英語スクール開設のご案内】ステップワールド開設・導入までの流れ
https://www.step-w.net/flow/
※2【国税庁】[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続申告所得税関係
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm
※3【国税庁】[手続名]所得税の青色申告承認申請手続申告所得税関係
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm
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重視されるのは実はコミュニケーション能力
フランチャイズチェーンに加盟するのではなく自分で独自に英会話教室を開業する場合は、必要な英語力の明確な決まりはありません。 もちろん会社での昇進や海外赴任のために英会話を習う社会人を対象にする場合や大学受験対策のために英会話を習う高校生等を対象にする場合は別です。 この場合TOEIC、TOEFL、英検などの英語関連の資格があった方がアピールポイントになります。 英会話だけでなく英語関連の資格の受験対策講座も同時に開講できるため、ビジネスチャンスが広がるからです。
しかし英語関連の資格以上に必要とされるものがコミュニケーション能力です。 特に小学校入学前の子どもを受け入れる英会話教室を開業される場合、高いコミュニケーション能力が必要とされます。 通い続けてもらうには、「ここに来ると楽しい」と思ってもらえるかが最も重要であるため、相手の目線に立って、飽きさせない授業を続けていくための工夫が大事です。 そのため、「この人は何を考えているのだろう」と常に反応を見ながら、やり取りに工夫をこらしていきましょう。
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開業のポイント1・まずはコンセプトを決めよう
一言で英会話教室と言っても、どんな人を対象にして、どんな形式のレッスンを行うのかそれぞれに異なります。 コンセプトを決めるにあたり考えてほしい点は3つあります。 最初は生徒の年齢層を「大人向けにするのか」「子ども向けにするのか」で講師に求められる資質も変わってくる点です。 もし通訳・翻訳の実務経験があったり、TOEIC900点以上や英検1級などのハイレベルな英語の資格を有していたりするなら、大人向けのレッスンも視野に入れましょう。
しかし、そのような実務経験や資格がない場合は、まずは子ども向けのレッスンから始めていくのがおすすめです。 次に「個人で独自に立ち上げるか」「フランチャイズに加盟するか」を選びます。 フランチャイズには、ある程度業務のフォーマットが決まっていて、困ったときには本部のサポートが受けられるというメリットがあります。 しかし独自の視点を盛り込んだ授業をするのは難しいです。
一方、個人で独自に立ち上げる場合は自分のやりたいようにできるのが最大のメリットとなります。 しかし、すべてを自分で引き受けなければいけないため、これまでに英会話教室の仕事にかかわった経験がなければ、なかなか軌道に乗せるのは難しいかもしれません。 またレッスンを行う場合も、1対1のいわゆる「個人レッスン」をメインにするか、1対複数の「グループレッスン」をメインにするか考えましょう。 もちろん、生徒の要望に応じて両方行うのも悪くありません。
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開業のポイント2・どこでレッスンするか決めよう
英会話教室の経営を成功させるには、どこでレッスンを行うかがとても重要になります。 物件を借りて教室を構える場合「駅の近くにするか」「住宅街にするか」が問題となるでしょう。 ロケーションによりターゲットも決まってくるからです。 例えばターゲットが会社帰りの社会人など比較的忙しい人がメインであれば駅に近い方が好まれます。 空いた時間をぬって通いやすいためです。
一方、中学生以下など、ある程度時間が確保できる子どもであれば、住宅街で開業するのも選択肢に入れていいでしょう。 ただし、その場合は家族が車で送迎することも考え、駐車スペースを確保できるかどうかも考慮するのをおすすめします。 もちろん、自宅での開業も視野に入れられますが、近所の人に事情を話しておくのを忘れないようにしましょう。 いきなり物件を借りて教室を構えるのが資金的に厳しい場合は、生徒が指定した場所に訪問する「訪問型」や「オンライン」で生徒とやり取りする形でのプライベートレッスンから始めるのもいいでしょう。 低資金で始められるうえに、英会話教室の運営のノウハウも蓄えられます。 しっかりとターゲットを見定めて立地条件を検討しましょう。
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開業のポイント3・集客を考えよう
英会話教室の開業に限った話ではありませんが、ビジネスを軌道に乗せるためには、集客を考えるのも大事になります。 特に英会話教室の場合、知名度という点では大手にはかなわないのが現実なので工夫が必要です。 簡単に取り組める方法としてはホームページを立ち上げたりブログを書いたりSNSを活用したりする方法があります。 特にブログやSNSで講師のプロフィールや授業の様子を発信すれば「この教室はどんな教室か」が伝わりやすい傾向です。 生徒にコメントを書き込んでもらえば口コミとしても活用できます。
一方、資金に余裕があるならばチラシを配ったり新聞に広告を掲載したりするのも選択肢に加えましょう。 オンデマンド印刷が普及したため、比較的安い金額で見た目のいいチラシを作れるようになりました。 デザインに工夫をこらしたチラシを地道にポスティングすることや生徒になりそうな人が集まる場所に設置することで集客につながる可能性は十分にあります。
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収入と費用は規模によって千差万別
それでは、英会話教室を開業するには一体どれぐらいお金がかかるのでしょうか?まず、開業資金ですが、フランチャイズに加盟する場合は、入会金・年会費・システム手数料が必要になります。 入会金は3万円程度、年会費は1万2,000円程度、システム手数料は毎月8,000円程度が相場です。 実際の金額はフランチャイズによっても異なるのでいくつか比較してみましょう。 なお自分で開業する場合はこれらの費用はかかりません。 なお物件を借りて開業する場合は不動産会社への仲介手数料や敷金・礼金、毎月の家賃の支払いが発生する点にも注意してください。
次に月々の収入についても考えてみましょう。 月謝は生徒の年齢やレッスン内容によって左右されます。 幼稚園・保育園生は5,000円程度、小学生・中学生は6,000円程度、高校生以上はレッスン内容に応じて8,000円~1万円程度が相場でしょう。 英会話教室の収入と費用は「自分がどれだけの生活費を確保したいか」によって大きく変わります。 確保したい生活費の額が大きければ生徒の数も月謝もそれなりに大きく設定する必要がありますし、逆もまたしかりです。
まずは必要な諸経費を賄ったうえで自分の生活費を確保するには
「どのくらいレッスンを開催すればいいか」
「月謝はどれぐらいに設定すればいいか」を考えることをおすすめします。
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まとめ
英会話教室の特徴として、お金をかけない形で開業することはできるものの、軌道に乗せるのが難しいビジネスであるという点が挙げられます。 やはり大手の英会話教室が知名度という点では勝っているため、よほどのきっかけがないと自分の教室に来てもらうのは難しいのも現実です。 しかし1度生徒に来てもらえれば工夫次第で長い間通ってもらえるようになります。 そのためには人間的な魅力と授業の魅力が何よりも大切です。 英会話教室の経営には英語力だけでなく人間力も大事と心得ておきましょう。
別に生徒に気に入ってもらおうと無理をする必要はありません。 純粋に「英語の勉強が好きだから一緒にその楽しさを体験したい」という気持ちで取り組めば大丈夫です。 生徒からのほめ言葉がコンスタントにもらえるようになれば、きっと英会話教室を長く続けていけるでしょう。
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