ベビーシッターで独立!開業に必要な基礎知識をご紹介
子育ての経験を活かしてベビーシッターとして独立開業したいと考えている人もいるでしょう。
共働き世帯の増加や保育所の待機児童増加などを背景としてベビーシッターへの需要は高まっているといわれています。
そのため新規参入してもチャンスはおおいにあるはずです。
しかし子育て経験はあっても経営の経験がなかったり子育てに関する体系的な知識には不安があったりする人はいきなり開業するのは難しいと感じているかもしれません。
そこで、これからベビーシッターを開業する人が知っておくべき基礎知識をお伝えします。
具体的にはベビーシッター業界動向や取得しておくべき資格、開業時に必要となる届け出や手続き、開業資金や収入見込み、さらには保育ママとの違いなどについてご紹介します。
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開業前にベビーシッター業界を知っておこう
ベビーシッターでの開業を目指す場合はベビーシッター業界の動向を把握しておくことが大切です。 現状や将来性などについて理解しておかないと開業後の事業の進め方を間違えてしまう可能性もありますので、しっかり業界事情を理解しておく必要があるでしょう。 業界事情としてまずおさえておきたい点はベビーシッターへのニーズは高まっているといわれていることです。 教育費の上昇や待機児童の増加などを背景として利用する人の数は増加しています。 特に共働きの夫婦が利用の中心になっています。
またベビーシッターがよく利用されているのは都市部に集中している傾向があります。 どの地域で開業するかの検討材料となるでしょう。 さらにベビーシッターの事業者は小規模事業者が多い点も特徴です。 業界が拡大傾向にある理由の1つとして、厚生労働省が始めた「ベビーシッター育児支援事業」や「産前産後育児支援事業」の存在も見逃せません。 この制度を利用すると、勤務先を通じてベビーシッター代の補助が受けられます。 保育所と比較すると高額なベビーシッターの利用拡大に一役買っているといわれています。
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ベビーシッター開業には資格や届け出が必要
ベビーシッターを開業するにあたって必ず保有しておかなければいかない国家資格は特に定められていません。 そのため無資格でベビーシッター業を開業しても罰せられることはありません。
しかしベビーシッターの民間資格はありますのでその資格を取得してから開業する必要があるでしょう。 ベビーシッターの仕事は子どもを預かってお世話する仕事ですので、最低でも民間資格を取得して専門的な知識などを身につけておく必要はあります。 できれば保育士など別の関連資格の取得をすることも検討しましょう。 子どもを預ける側としても無資格の人に積極的に預けようとはしないでしょうから、事業を進める上でも資格取得をしておくことは重要だと理解しておく必要があります。 開業手続きとしては個人事業主としてスタートする場合は税務署などへの開業届が必要となります。 開業時から法人形態でスタートする場合は法人設立登記と社会保険や税金関係の届け出が必要です。
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損害賠償保険などに加入すれば安心
ベビーシッターの仕事は子どもを預かる仕事ですので専門的な知識に基づいて安全優先で預かることが求められます。 預かっている子どもが病気になった場合やけがをした場合など、適切な対処をする責任があるということです。 しかし、どんなに気を付けていても子どもがけがなどをする可能性はあります。 時にはベビーシッターの責任が問われてしまう事態になることもありえるでしょう。
個人事業でベビーシッター業をやっていて損害賠償請求を受けてしまうと事業が続けられないだけでなく賠償責任が果たせないという事態にもなりかねません。 そういった場合に備えて全国保育サービス協会に加入して協会独自の保険制度を利用することをおすすめします。 また民間の保険会社も事業者向けの損害賠償保険を販売していますので、そちらに加入するという選択肢もあります。 「私はそういったミスをしない」という考え方をとるのではなく、万が一に備えておくというのが経営者としてやるべきことでしょう。
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開業資金や収入はどれぐらいかかる?
ベビーシッターで開業する場合は賃貸事務所を借りずに自宅で開業するケースも多い傾向です。 ベビーシッターの仕事は依頼を受けた住宅を訪問してシッターをすることになりますので、事業のためのスペースはほとんど必要ないでしょう。 特に個人で事業を行う場合は開業費用をできるだけ節約することが事業継続の役に立ちますので、自宅開業がおすすめです。 それでも開業にあたって一定の資金負担は発生します。
事業専用の電話やFAX、パソコンなどの事務機器は最低限そろえる必要があります。 チラシなどの広告宣伝費については小規模で始める場合はできるだけ費用を抑えることがポイントとなります。 しかし事業の顔となるホームページはプロに依頼してしっかり作ってもらった方がよいでしょう。 ホームページのできばえが信頼につながることもあります。
自宅開業であれば借入金を利用しない範囲で開業費用を抑えることできる場合があるでしょう。 法人設立して人を雇う場合は研修費や人件費がかかってきます。 収入に関しては、時間当たり2,000円程度の報酬が相場で地域や業務内容などによって上下します。 サービス内容や利用料金は自由に決められますが、営業エリアの相場を調べて設定することが大切です。
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ベビーシッター開業と保育ママの違い
ベビーシッターと似たような役割を果たす保育ママという制度があります。 厚生労働省が2000年から実施しているもので、個人が有料で子どもを預かる制度です。 対象となる子どもは生後57日以上3歳未満とされています。 ベビーシッターや保育ママも自分の子ども以外を預かってお世話をするという点では共通しています。
保育ママとベビーシッターの違いは、「自分の家でお世話をするか」「子どもの家などに出向いてお世話をするか」の違いです。 ベビーシッターが出向くのに対して、保育ママは自宅で子どものお世話をすることになります。 保育ママは自治体が制度運営をしている点が特徴といえます。 保育ママになるためには心身ともに健康で年齢は25~60歳とされていることが多い傾向です。 ただし、自治体によって認められる条件は違っています。 ベビーシッターの開業を目指す人にとっては競合サービスになるとみることもできますが、それぞれが長所を活かすことで子育て世代を手厚く支えることができることにつながるでしょう。
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ベビーシッター事業成功の鍵はスキルを磨くこと
必要な資格を取得して開業資金を貯めて開業にこぎつけたとしても、成功するとは限りません。 子どもを預かったという実績を徐々に積み上げて口コミなどで「良いベビーシッター」と広げてもらうことで事業は大きくなっていきます。 子どもを預ける親の視点からすると、信頼できるベビーシッターに頼みたいと考えるのは当然のことです。 親の信頼を得るためには専門知識を学んだとはいえ資格だけでは不十分だといえるでしょう。 やはり経験豊かなシッターに頼みたいと考えるのが普通です。
そのためベビーシッターを開業する前にシッターとしての経験を積みスキルを身につけておく必要があります。 スキルの磨き方としては派遣登録をして実際にシッターとして働いたり、病院などの保育施設で経験を積んだりする方法が考えられます。 もちろん自分自身の子育ても貴重な経験になりスキルアップにつながります。 開業前に十分な経験を積んでおき、開業後にスキルをアピールできる状態にしておくことをおすすめします。
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まとめ
ベビーシッターとして開業するためには、民間資格や保育士資格を取得して子どものお世話をするために必要な知識を修得することは必要です。 しかし、知識だけでなく自分自身の子育て経験や病院での保育施設での仕事経験、保育士としての経験などから得たスキルも欠かせません。 子どもを預ける親から信頼されるベビーシッターにならなければ、たとえ開業してしばらくは続けられたとしても、長期的に事業を続けていくことは難しいでしょう。
ベビーシッター開業で成功するためには、子どものお世話のプロとして恥ずかしくないスキルを身につけることを目指すことが近道となるはずです。 その上で、開業手続きをもれなく行い、損害賠償保険などに加入することを忘れないことも大切です。 ベビーシッターのプロであるとともに経営者であることを自覚して開業しましょう。
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