猫好きによる猫好きのためのカフェ独立開業のポイント
流行のカフェ開業の中でも今、注目を浴びているのが猫カフェです。
猫カフェとは、カフェの店内に猫を放し飼いにして、来てくださった方が一緒に遊んだり、カフェメニューを楽しみながら、カフェの中で遊ぶ猫たちを眺めることが出来る場です。
動物は大好きだが、家でペットの飼えない方や、仕事のストレスを和らげる場所として猫カフェを活用している人も増えてきているようです。
本記事では、日本における猫カフェの人気について、そして日本で猫カフェを開業するために必要な特別な資格などを説明します。
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猫カフェ紹介
猫カフェがどこで発祥したかご存知でしょうか?なんと、今から18年前、1998年に台湾でオープンした「貓花園」が世界初の猫カフェだそうです。日本では大阪に2004年にオープンした「猫の時間」が国内初の猫カフェと言われています。
その後、国内の猫カフェは年々増え続け、2015年には日本国内で総計349店もの猫カフェが存在しています。
【年間新規オープン猫カフェ店舗数】
【地域別猫カフェ店舗数2016年】
世界各国でもここ数年のうちに猫カフェブームが訪れ、アメリカでは1年で23店舗、EUでもほとんどの国に猫カフェがオープンしました。世界各国に増えてはいますが、日本の猫カフェは海外からの注目度も高く、観光名所になっているカフェもあるので、これから開業する方も、観光客向けに広告をするなどすれば、海外からのお客さんの誘致も可能となるでしょう。
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開業資金
通常のカフェ開業には500~600万かかると言われていますが
猫カフェの場合、内装も一般のカフェよりも指定がありますから通常より高くなりますし、飼っている猫たちの飼育代もかかってきます。600万円で開業すること自体は出来ると思いますが、継続していくことを考えた場合、1,000万円の資金準備をしておくべきでしょう。一人でカフェ開業をし失敗すると、自分自身が露頭に迷うことになりますが、猫カフェを開業してから廃業してしまうと、自分と共に沢山の猫たちの行き場も考えなくてはいけなくなりますので、その点はよく考えた上で資金の準備を行いましょう。
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物件を借りる際に確認すること
カフェ開業をする際に、物件探しはとても重要なものですが、猫カフェ開業となると、そのハードルはより高くなります。まず、その物件が飲食店OKな物件かどうか、その次に、ペットOKな物件かどうか、そしてペットと言っても1匹2匹の話ではないので、不動産オーナーさんが猫カフェに関して知識があり、猫カフェ営業に対して理解を示してくれるか。まずはこの3点は絶対にクリアしなければならないポイントですが、最後の1点が必要な場合があります。それは、周りのテナントの承諾を得ること。オーナーさん自体は了承してくれたとしても、オーナーさんとしても他のテナントさんから苦情が来てしまったら大変ですから、問題の種は解決しておきたいと考えるものです。オーナーさんによっては、口頭のみではなく、書面で他のテナントからの承諾を得るように指示されることもあるようです。
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衛生問題
保健所への届け出の中で、猫カフェを開業するためには、衛生問題に気を遣う必要があります。
申請時に確認されるポイントは、ケージ、廃棄物保管場所、清掃・空調設備等の施設・設備を備えていること。また、猫のえさ皿やトイレを洗う場所を別途で用意すること。営業許可を得るためには、猫用品の洗い場と、人の手洗い場等は別途に用意しなくてはならないということになり、キッチン以外に少なくとも2か所は水道を付けなければならないということになります。
また、カフェメニューも提供するのであれば、キッチンには猫たちが入らないような工夫をしておくことや、食事をしている時には猫たちの部屋とは別のスペースも用意するなど、食事提供に対する衛生面を確保できるよう、設計段階から保健所にきちんと確認しておきましょう。
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猫の労働時間問題
猫を「展示」と捉える猫カフェは、猫も立派な「労働者」ということになります。そこで猫の労働時間問題も議論に上がるようになってきました。環境相の諮問機関、中央環境審議会の動物愛護部会は、2016年6月以降も午後10時まで猫を働かせることを承認しました。承認の際に、以下3つの新たな条件が設けられました。
①労働時間を1日12時間以内にすること
②11歳以上の高齢猫には定期健診を受けさせること
動物愛護法に基づく基準で、ペットショップでの動物展示は午前8時~午後8時に規制されているが、猫カフェ経営者らが、猫は夜行性であること、オリに長時間閉じ込める方がよりストレスがかかる。と主張し、環境省にて猫カフェの猫に対するストレス調査を行ったところ、午後8時まで営業している店と、午後10時まで営業している店には明確な差がなかったことから、今回の承認に至った。
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資格の有無
カフェと言っても、猫をお客さんを和ませる店員として飼育する必要があります。飼育するには、ペットショップと同じように動物取扱責任者と、動物取扱業の登録が必要となります。
動物取扱責任者になるためには、特別な国家資格は必要ありません。
以下の3つの全てを満たす必要があります。
①1 次に掲げるの3つの要件のいずれかに該当すること
・営もうとする第一種動物取扱業の種別ごとに半年以上の実務経験があること。
・営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術について一年間以上教育する学校法人その他の教育機関を卒業していること。
・公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験によって、営もうとする第一種動物取扱業の種別に係る知識及び技術を習得していることの証明を得ていること。
2 動物取扱責任者研修の受講歴があること
受講したことがない方は、本ページ末尾の動物取扱責任者研修(新規)にお申し込みください。
3 以下の事項に該当しないこと
この項目に関しては長くなるので、リンクをご確認ください→リンク
①の一つ目に関しては、どこかの猫カフェで半年以上働けば良いということになります。
二つ目は動物に関する専門学校に1年以上通う必要があります。三つ目に関しては、民間の機関でそれに対応する資格を取ることが可能です。詳しくは、東京都動物愛護相談センターのHPを参照ください。
無事に、動物取扱責任者に選任された後は、最初に研修、その後も1年に1回研修を受けます。
堂汚物取扱業の登録は、各自治体への登録になりますが、一般的に必要な書類は、以下の通りです。
また、必須の資格ではないですが、「キャットケアスペシャリスト」と「キャットシッター」の資格もお勧めです。お店の店員として猫を飼うに当たって、衛生管理はもちろん、猫の体調管理、食事、ストレス管理を行わなくてはなりません。上に挙げた二つの資格は、猫のための専門的な知識が付きますので、お客さんからの信頼も得られますし、猫カフェの営業だけではなく、猫に関係する仕事に有利になります。
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参考サイト
ネコキャバではないー関東最古の猫カフェ:ねこのみせオーナーブログー
猫カフェ開業に関する色々な情報や、規制関係の最新情報をお知らせしています
全国の猫カフェマップです。開業前にアルバイトをして経験を積みたい時に手軽に調べられるので、大変便利です。
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まとめ
猫カフェには、通常のカフェ開業に比べ、難しい申請や届け出が多いので、本気でやりたい方しか始められません。その分チャンスとも言えるでしょう。
猫が大好きで、猫に関わる仕事をしたい、猫を守ってあげる仕事がしたいという方には、仕事を通じて、里親を探す手伝いの出来る猫カフェオーナーはとても良い選択肢なのではないでしょうか?
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