独立したい人は必見!居酒屋、バー開業のために必要な資金や費用について
居酒屋やバーを開業することを思い立つ際、その動機や理由は様々です。
独立志向の強い方や、自分自身で気持ちのいい空間を作るのが夢だった方など、どんな動機であれリスクを背負って独立する限りは成功したいものですよね。
居酒屋、バー開業の成功の要因の一つに資金や費用の計画性が挙げられます。多くのお金を使って、すばらしいお店を作っても資金が回らなければ継続していくことは難しいもの。
そこで、独立開業のために必要な資金についてまとめてみました。あらかじめ、知っておくべきことはきちんと押さえて居酒屋、バー開業を成功させるための参考にしてみてください。
1
初期費用ってどれくらい?
まず初期費用として一番に挙げられるのは物件を借りるための費用です。
敷金礼金、不動産仲介料、前家賃など地域によって変わってきますが家賃の6か月分~12か月分が必要ともいわれています。仮に家賃30万の物件であれば、180万~360万円が必要になります。
また、什器や備品、消耗品などにかかる費用も必要です。
店内のテーブルやイス、メニュー表から名刺に至るまでこまごまとしたものになりますが意外に費用がかさむことがあります。
インテリアなどにこだわることで照明や小物にかかる費用が増えて高額になることも考えられるので注意が必要です。
さらに、初期費用の大半をしめるケースが多いのが内装、設備工事費です。設計、内外装工事、看板、電気水道ガス工事など、店舗の印象を大きく決める部分でもあるのでかなりの費用が必要になります。
地域にもよりますが、骨組みだけの状態から始めると、一坪50万円前後かかるといわれています。
借りた物件が20坪なら約1000万円は必要といえます。自分の希望を組み込んだ理想の店舗作りのために細かい設計にまで力を入れると、一坪単価はより高額になり過剰投資になる場合もあります。
初期費用がかかりすぎて、その後の資金が不足するという事態をまねかないためにも、この段階で計画性をもった投資が必要です。
2
お店の運転資金ってどれくらい?
運転資金は日々の仕入れや、月々の家賃などお店の規模によっても大きく変わってきます。
従業員の数が多ければ人件費は増えますし、正社員かアルバイトかなど雇用体系によっても違いは出てくるでしょう。
これらの経費が月々どれくらい必要なのかを計算し、少なくとも3ヶ月分の資金は準備しておく必要があります。
お店を運営していくにあたってどんなハプニングがあるかわからないので、余裕をもっておきたいという方は6か月分を目安にすると良いでしょう。
居酒屋、バーを運営するのに必要な人数のスタッフがいるということは非常に重要です。そのために定期的に求人広告を出す可能性がある場合は、そこにも費用がかかることを頭に入れておきましょう。
スタッフの急な退社などにも対応できる体制づくりは開業前から考えておくと安心です。
もし、お店のプレオープンやパーティーなどを企画する場合は、そのための資金も運転資金として組み込む必要があります。
今後お付き合いのある方々との重要な場になるので工夫をした催しをするためにも、費用の計画性は欠かせません。これらのイベントにもある程度の費用を割り当てることで、開業後の集客に効果的に繋がるでしょう。
3
より安い費用に抑えるには?
お店を安定して経営していくためにも、できるだけ全体の費用は安く抑えたいという方も多いでしょう。
そのための方法として、居抜き物件を利用するという方法があります。さまざまな理由により閉店した物件の店内設備をそのまま借りることができるので、テーブルや椅子などお金をかけずに揃えることが可能です。
また、もともとあった店内の雰囲気をうまく利用すれば高額になりがちな内外装費、設備工事費も大幅に安く抑えられるでしょう。
また、家賃を安く抑えるためには、やはり都内は避けたほうがいいです。物件を借りるだけで多額の資金が必要になりますし、月々の家賃が大きな負担になります。
日本中を探せば、毎月の家賃が数万円という驚くほど安く借りられる物件もあるので、どこの地域にお店を出すかは慎重に判断する必要があります。
また、同じ地域、同じ物件でも2階の物件となると大幅に家賃が下がることがあります。
2階の物件は集客が難しいなどのデメリットも考えられますが、インターネットの集客、目玉商品の開発、割引サービスなどを駆使することにより2階の物件でもさほどマイナスはないと考えられます。
さらに、リース賃貸という契約で初期費用を安く抑えてお店を開業するという方法もあります。カウンターやイスなどの備品が揃い、内装も終わった状態で借りることができる物件です。
バーなどが密集する繁華街に多くあるもので、自分で内装工事をしたものより月々の賃料は割高になりますが初期費用を安く抑えるという意味では一つの選択肢になるでしょう。
備品を安く揃えるには、中古の物を購入するという方法もあります。
冷蔵庫から流し台まで多くの中古備品が出回っているので、長く使えるかどうか見極めながら、上手く取り入れることでかなりの費用が削減できます。
そのほか、すべてを安く抑えるにはフランチャイズで始めるという方法もあります。
内外装工事はもちろん、メニューやスタッフ採用、店舗の広告まですべて本部で準備してもらえるケースもあるので負担が大きく軽減できるでしょう。
売り上げの数パーセントのロイヤリティーを支払うところがほとんどですが、開業後も、集客のためのサポートなど安定した経営をするためのノウハウをアドバイスしてもらえるので安心ですね。
4
低すぎる成功率…失敗しないために!
毎年多くの居酒屋やバーがオープンしますが、その中で10年続くお店は1割にも満たないといわれています。
長く続くことを一つの成功とするなら、成功率はほんの数パーセントといえるでしょう。成功は狭き門とはいえ、せっかく開業した居酒屋やバーを誰しも失敗したくはないものです。
失敗してもお店を何店舗も広げない限り多額の負債を抱えるということはありませんが、やはり初期費用などは戻ってきません。
失敗の例として、資金面の計画なくお店をオープンしたために、顧客が定着する前に資金が尽きてしまったケースなどが挙げられます。
また、黒字経営はできていたものの無理のある労働で体の負担を感じ会社員に戻ったというケースなど様々です。
多くの失敗が、準備不足や計画性の無さが原因になっていることが多いので、資金面や体調面など様々な角度で計画を立て、ある程度資金にゆとりを持つことで成功の可能性はぐんと上がるでしょう。
また、無駄に店舗数を増やすなど拡大することを考えず、身の丈にあった経営をすることも重要といえます。
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まとめ
このように、自分の居酒屋やバーを開業するには多額の費用が必要になります。
ある程度ゆとりのある運転資金を準備しておくためにも、初期費用など安く抑えられる部分はできるだけ安くする努力が必要です。
居抜き物件の利用や中古備品の活用、開業する地域や場所の熟考など工夫をすることによって大幅なコスト削減は実現可能です。
また、自分なりに理想の居酒屋やバーを作るために、ある程度の費用をかけたい部分も出てくるでしょう。
そのような時は、資金面との試行錯誤を繰り返しながら、うまく折り合いをつける必要があります。しっかりと計画を立て、開業後の資金にゆとりを持ちスタートすることが重要です。
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