居酒屋やバーを開業・独立する際に必要な設備や備品と注意点
お酒好きな人に限らず、脱サラをしての開業など、独立開業に人気のあるバーや居酒屋。
飲食店自体、独立の際には人気のある分野ですが、その中でもお酒を扱うバーや居酒屋などは利益率が良いというイメージもあって多くの方が関心を持ちます。
しかし、実際のところは独立後に上手く軌道に乗せられる方はごくわずかです。収入アップや自由な生活を夢見て独立する方は多いですが、そんなに上手くいかないのが現実です。
そこで、少しでも成功に近づくために、ここではバーや居酒屋を開業する際に必要になってくる設備や備品などの事前知識をご紹介します。
1
バーや居酒屋のメインであるお酒周辺の備品について
バーや居酒屋のメインはお酒ですから、なんといっても必要なのはお酒を提供するための備品ですね。必ず必要なのはグラスやコースターです。
どのようなお酒を出すのかでも変わってきますが、最低でもビールグラス、カクテルグラス、ワイングラスの三種類は必要でしょう。
グラスもお店の雰囲気や個性を表すひとつの備品ですのでこだわりたいところです。
カクテルをメインで出す場合にはシェイカーも勿論必要ですし、こだわりがある場合にはミキシンググラスやストレーナーも用意しましょう。
カクテルをすべてシェイカーで作ることも可能ではありますが、そのカクテルの種類によって香りや温度などを微調整する場合にはシェイクする方法では無くステア、つまりかき混ぜる方法を取ります。
その際に必要になってくるのがミキシンググラスとストレーナーです。この他にも、シャンパンクーラーやショットグラスなども揃えておくと幅が広がって良いでしょう。
また、居酒屋であれば日本酒や焼酎など、より幅広いジャンルのお酒の提供が求められますので、それだけ備品も多くなります。
例えば、燗酒を作る際に用いられる燗つけ器や燗銅壺、冷酒を提供する際に用いられる片口などがあります。
2
お店の設備や雰囲気を作りだす機材について
お酒を出すための備品の次に考えたいのが、お店に備え付ける機材などの設備です。
飲食店であればレジや、ある程度規模が大きいのであればオーダー管理システムの導入を考えなくてはなりません。
このようなシステムは、日々新しいものが開発されハイテク化しており、価格帯もさまざまですのでご自身のお店に最適なものを選ぶようにしましょう。
さらに、どんなお店でも店内の雰囲気を演出するために用いられているのがBGMです。このBGMを流すスピーカーや再生機材なども必要になってきます。
バーなどに多いですが、オーナー自身が音楽好きであったり、お客様のターゲット層として音楽好きであったりを狙っている場合にはスピーカーなどの機材にはしっかりとお金を掛けても良いところでしょう。
また、この設備には販促用の看板なども含まれます。お店を開いても誰にも知ってもらえなければお客様は来てくれません。
お客様が来てくれなければ、どれだけお酒にこだわったとしても、料理に自信があったとしても人気店にはなりえないわけです。
その意味でも販促や宣伝に使う機材は非常に重要だと言えます。開くお店の雰囲気によっては通常の看板では無く、洋風の雰囲気を感じさせるネオン管などを用いることも考えられます。
このほか販促用という意味では電話も重要です。固定電話を引き、お客様側からお店側にコンタクトが取れる環境作りをしっかりと整備しておきましょう。
ちなみに、飲食店で意外と重要なのが室温です。飲食店や外食系のコンサルタントは室温を良く見ています。
この理由は簡単で、お客様が長居させることが出来る環境づくりが重要だからです。
室温は絶対的な基準があるわけでは無く、お店のコンセプトや雰囲気によっても変わってくるものですので、お客様として来店した側の立場になって空調面は考えておきましょう。
3
お店のコンセプトで決まる調理器具やユニホーム
お酒での差別化を考えることも勿論できますが、最も個性が出て差別化を図りやすいのが料理です。
そのため、料理を作るための調理器具などにもこだわりを持ちたいところです。こちらもお店のコンセプト次第でそろえる調理器具は大きく異なってきますが、どんなお店でもフライパンや包丁は必須ですね。
これに加え、イタリアンをメインに出す場合にはアルミのフライパンやシリコン製のトング、マッシャーなども必要になってきます。
この他にも開業前に揃え忘れやすいのが仕込みの段階で使う角バットやタッパーなどです。どれも保存用にも仕込み用にも使うものですので、飲食店であれば必ずなければならないものです。
実際に開店をしてみると、メニュー数にもよりますが想像以上に多くの仕込み用調理器具は必要になりますので、多めに買い揃えておくことをオススメします。
また、従業員が着る制服やユニホームなどもお店の雰囲気を表すひとつの要素です。
最近ではお店のロゴをシャツに印刷するサービスなどを格安で行っている業者も多数ありますので、お店の雰囲気に合わせたユニホーム選びも開業前の楽しみのひとつかもしれません。
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設備が正常に稼働するかどうか
ある程度の設備が整い、開業への準備が整ったら最後にそれらの設備がしっかりと稼働するかどうかを確かめます。
電話はしっかりとつながるのか、音楽関連の機材はしっかりと機能して適切なボリュームかなど、主に店内の設備や機材に関してテストをしましょう。
それと同時に、実際にお客様が来店し、お酒や料理をオーダーした場合を想定して、実際にお酒を作るという一連の流れも確認しておくのが良いでしょう。
レジのシステムも使い慣れていないと大きなミスが起こりやすい部分です。
お金に直接関係してくる部分ですので、オーダーから最後のレジのシステム確認までスムーズに対応できるか確認することも重要なことです。
完璧だと思って準備したつもりでも、いざ稼働させてみると不備だらけということは少なくありませんので、このような稼働テストはしっかりと行ってください。
そのためにも開業予定日の1カ月ほど前にはある程度の設備を揃え、この早い段階で稼働テストを入れるのが望ましいです。
もし不備が見つかれば、それを修正し、再度テストを繰り返していきます。
また、既に書いたように室温は非常に重要なポイントですので、空調関係についてもしっかりと確認をしておくようにしましょう。
空調系は店舗の面積や構造によって効き具合が大きく異なってきますので、もっとも事前の稼働テストが必要なものに分類されます。
5
まとめ
バーや居酒屋の経営に限ったことではありませんが、開業直後からいきなり黒字というのは基本的に難しいと考えておいて間違いありません。
そのため、開業前からある程度の運転資金を余裕資金としてプールしておく必要があります。
利益が上がらず出費がかさむと想像以上に人間は焦りますし、焦ると経営はどんどんネガティブな方向へ行きます。
そのためにもプール資金が必要だということですね。また、飲食店では清潔感があるかないかは、そのお店が成功するかどうかに一番大きな影響を与える要因です。
店内は常に清潔感を保つように日頃からの清掃などが大切です。
こう見てみると、揃えるものも多いし、裏でやっていることは非常に地味なことが多いのですが、この地味で多くの人が面倒くさがることをすることこそが成功と失敗を分ける大きなカギなのです。
また、人気店を作るためには他と差別化ができる当店の強みを考えるようにすることも大切です。
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