自分に合った業界で修理屋さんを開業する方法

商品を直接販売するお店がある一方で、商品を修理するサービスを行うお店もあります。
パソコンやスマートフォン、靴や自転車など扱う物によって店舗の形態もさまざまです。
ここでは修理店を開業しようとしたときに、押さえておくべきポイントについて詳しくみていきます。
扱う商品のそれぞれの特徴や店舗の立地や個人経営にするのかフランチャイズ契約のかといった点をしっかりと踏まえて計画を立てていくことが大切です。
また集客の方法や資金繰りなども考えておく必要があるでしょう。店舗経営を成功させるためには1つ1つのことをしっかりと行っていく必要があります。
イメージ通りの店舗を作っていくためにも、必要なことをしっかりと勉強して注意点についてもみていきましょう。
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個人経営?フランチャイズ?修理店の運営形態
修理店を開く方法は大きく分けて2つあります。
1つは開業までをすべて自分で行う「個人経営」、もう1つはフランチャイズ契約を結んで加盟店として店舗を開業する方法です。どちらもメリットとデメリットがありますが、大切なことは自分にあった運営形態を選択するというものです。すでに修理店などでの勤務経験がある場合には、いきなり個人経営に踏み出してみるのもいいでしょう。とことんこだわったお店作りができるので、自分の理想を叶えることができます。
個人で経営する場合のデメリットは、フランチャイズと比べて多くの自己資金が必要な点と開業までに時間がかかる点です。その一方で、開業や店舗経営をスムーズに行いたい場合にはフランチャイズ契約を選択するのも1つの方法です。開業資金も抑えられますし、本部が持っているノウハウを学んでいくことができます。初めて修理店を開く場合にはどうすればいいか迷ってしまうものですが、とりあえず加盟店の説明会に参加してみるのもいいでしょう。
その場で加盟するかどうかを決める必要はないので、まずはどういった業界で修理店を開くかを見定めるためにも、勉強する機会を設けることは大切です。デメリットはブランドなどは本部のものを使用するため、こだわりと持った店舗を作りづらいといった点があげられます。加盟店に対するロイヤリティも考慮する必要があるでしょう。
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スマートフォンの修理店を開業!特徴と気をつけたい点
スマートフォン修理店の特徴は、技術の習得が他の業種と比べて短期で済むことがあげられます。1人からの開業が可能であり、店舗を持つ場合であっても省スペースで始めることができる点は特徴です。修理部品の仕入れが不安な場合には、フランチャイズ契約をして加盟店となるのも1つの方法といえます。
さまざまな修理店がある中では資金面や技術面から見て、一番早く開業できるといえるでしょう。ただ、気軽に開業できるということはそれだけライバル店も多くなりがちだということです。したがって、できるだけ人が多く集まる場所に立地をしたり、修理だけではなくカスタマイズやデコレーションまで対応したりすることも検討が必要です。他店との差別化を図り、いかにリピーターを増やしていくかが経営を軌道に乗せるカギになるといえるでしょう。
個人で開業するときに気をつけておきたい点は、「修理部品の確保」です。どこか1カ所から部品を調達していては、何かの要因で部品の確保ができなくなったときに営業自体が行えなくなってしまいます。普段から部品の在庫を確保しておくと共に、部品の供給先を広げておくようにしましょう。加盟店になるかは後回しにして、まずは説明会に参加して業界のことやノウハウについて知識を得るのもいいでしょう。
フランチャイズ契約を結ぶときには、ロイヤリティや部品の仕入れ値などにも注意を向ける必要があります。いったん契約をしてしまうと、解約には違約金を取られるため慎重に検討をする必要があるでしょう。開業する準備の段階で、どういった店舗経営をしていくのかきちんと計画を練っておくことが重要です。
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靴の修理店を開業!特徴と気をつけたい点
靴の修理店の特徴は、店舗運営に必要なスペースがそれほど必要ではないという点です。店舗によっては1坪からでも開業ができる点は特徴といえます。開業にあたって押さえておきたいポイントは、人通りの多い場所に店を構えるということです。駅や商業施設、繁華街などできるだけ人が多く集まる場所のほうが必然的に高い集客が見込めます。お客さんの立場からすれば、靴の修理は急を要するものです。そのため普段から目につく場所に店舗を構えておけば、それだけ来客してもらえる確率も高まるでしょう。
また靴の修理自体が技術職ですから腕次第では回転率を上げることができ、より多くのお客さんの需要に応えることが期待できます。コストの面から見ても原価率が低いため、収益の見通しを立てやすいのがポイントです。開業にあたって気をつけておきたい点は靴の修理はリピーターの確保が大切になるので、確かな技術を身につけておくことにあります。修理の技術を学べる場所が少ない点はデメリットだといえます。
フランチャイズとして契約する場合でも、技術の習得までには1~2年を必要とするため、そうした勉強の期間も考慮に入れておく必要があります。技術を習得している間は貯金を取り崩したり、別の収入源を確保したりすることが必要なため、開業をするときの計画には当面の生活資金のメドも盛り込んでおく必要があります。
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パソコンの修理店を開業!特徴と気をつけたい点
パソコンの修理店の特徴は、元手が少なくても開業できることがあげられます。開業までの障壁が低いため、気軽にスタートできるといった点がメリットです。ただ修理店として成り立たせていくためには、さまざまなメーカーのパソコンについて詳しくなっておく必要があります。電化製品である以上、毎年のように新商品も出てくるため、常に新しいことを学んでいく姿勢が大切です。修理を専門で行う場合にはいきなり店舗を構えるよりも、自宅などの一部を作業場としてあてて開業するのも1つの方法です。修理に必要とする中古のパーツや部品を取り寄せるのは、古物商許可証は必要としないため、部品の調達もそれほど苦労はしません。
開業にあたって気をつけておきたい点は、パソコンは保管スペースがそれなりに必要な点と精密機器ですから空調のよく聞いた場所を確保する必要があります。また競合店が多い業種でもあるため、インターネット使った宣伝なども独自性を出していくことが求められるでしょう。パソコンの修理から始めても、他の電化製品の修理を行うなどして、収益を安定化させていく方法も検討していく必要があります。
また大型の電化製品であるため、送料もかさんでしまいがちです。顧客と宅配便などで商品の受け渡しを行うときには、きちんと送料を伝えることでトラブルを防ぐ必要もあります。また修理した製品を販売する場合には、警察署の「古物商許可証」が必要となるので注意が必要だといえます。
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自転車の修理店を開業!特徴と気をつけたい点
自転車の修理店の特徴は特別な資格を必要としない点です。一口に修理といっても競技用のロードバイクから電動アシスト自転車、一般の自転車まで幅広い知識と技術を求められるので、まずは他の店舗などで修業を積む必要もあります。
技術の習得までは、別の収入を確保するといった計画も立てておく必要があります。また修理専門だけではなく、自転車の販売までを行うことで売り上げや収益を安定させることも大切です。「安全運転整備士」の資格を取得すると、さらにサービスの質を高めていくことができます。安全運転整備士の資格は18歳以上、2年以上の自転車の組立・検査・整備の実務経験があれば受験ができます。資格を取得することでTSマーク・シールを貼ることができ、お客さんにとって信頼してもらえる店舗運営ができます。
自転車の修理店を開くときに気をつけたい点は、修理だけでは店舗の採算をとるのが難しいというところです。パンクの修理などでは顧客単価も低いため、毎月それなりに売り上げを出していくのは難しかったりもします。そのため修理専門でスタートする場合には、店舗を構えずに車などで巡回して営業を行うのも1つの方法です。店舗を構える場合には賃貸よりも、自己所有の不動産で開業したほうが経営コストを削減できます。店舗運営を成功させるためには、多くの自転車の修理が行えるだけの専門性を磨くことが大切だといえます。
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経営するために押さえておきたい立地の基準と集客方法
テスト経営を安定的に行っていくためには、店舗の立地はとても大切です。修理店にとって有利となる立地は、扱う製品の種類によって違ってきます。自転車を扱うのであれば住宅地がいいですし、靴やスマートフォンの修理を扱うなら人が多く集まる駅や街中に店舗を構えるのがいいでしょう。パソコンであれば修理部品の調達しやすい場所に店舗を構えるのもおすすめです。いずれにしても、お客さんのライフスタイルに合わせて「どういったシーンで修理が必要か」といった部分のイメージを膨らませてみるようにしましょう。
その上でお客さんに店舗のことを知ってもらうために宣伝を行っていく必要があります。チラシを印刷して配布したり、雑誌などに広告を出してみたりするのもいいでしょう。またインターネットを活用してホームページを立ち上げたり、ネット広告に出稿したりするのも効果的です。修理の依頼はお客さんにとっては急いで行ってほしいものですから、できるだけ店舗の露出度を高めておくことが大切だといえます。
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まとめ
どんな修理店を開くにしても、自分に合った業界を見つけることは大切です。興味のある業界だと自ら学ぼうとする姿勢も身につきますし、製品に対する知識も習得しやすいでしょう。修理を依頼してくるお客さんからすれば、修理のプロとして見られている点を忘れないでください。壊れて使えなくなった製品を再び元のように使える状態にできる修理店は、多くの人に役立ててもらえるビジネスです。
お客さんと触れ合えることを心から楽しめる業界に身を置いてこそ、修理店を成功させるきっかけを生み出すことができるでしょう。きちんと経営をしていけば、ずっと続けられるビジネスですので、自分が理想とするお店を開ける業界を選択してみてください。
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