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パン屋の開業資金はどれくらい必要なの?

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おいしいパンを自分の手で作りだし、販売するためにパン屋を開いて独立開業するには、どれくらいの資金が必要なのでしょうか。

どんな面にお金がかかるのか、補助金や助成金も受けられるのかなど、開業に必要な資金を調べてみましょう。

1

店舗を構えるための物件取得費

パン屋を開業するためにどれくらいの開業資金が必要となるかについては、物件取得にかかる費用によって違ってきます。自宅で始めるのか、土地と建物を購入するのか、テナントを借りるのかでも違いますし、都心に店を構える場合と自然が豊かな田舎に店を構える場合でもまた違ってきます。まずは買うのか借りるのか、どの場所に店を開くのかを決め、不動産屋に相談をしましょう。もちろん自宅を利用するのが一番安上りで、次に田舎のテナントを借りるのがリーズナブルですが、田舎といっても地域によって賃料の相場が変わります。お客様が来やすい場所なのか、集客できるのかという点まで含めて考えましょう。

2

内装工事や厨房設備はコンセプトを明確にしてから!

物件を購入するにしても借りるにしても、必要となるのは内装工事と厨房設備の購入です。パン屋を開業するにあたり、この部分に開業資金の多くが費やされることになります。まずはどんな雰囲気のパン屋にするのか、どんなパンを売っていきたいのかを明確にしましょう。モダンな内装にするのか、フレンチカジュアルにするのか、イートインも作ってヨーロッパのカフェのような内装にするのかで必要な工事が変わります。厨房設備も、店の規模や作りたいパンの種類によって、どのようなオーブンがどれだけ必要なのか、窯を作るのかが決まってきます。コンセプトを明確にするところから始めましょう。一般的に内装工事で400万円から800万円、厨房設備の用意に400万円から800万円ほどかかるのが相場のようです。

3

リースという手もある!パン屋の開業準備

厨房設備費だけで少なくても400万円以上は見積もっておきたいパン屋の開業資金ですが、購入するのではなく、リースを利用するという手もあります。初期投資があまりできないようであれば、リースという選択肢を含めて検討しても良いでしょう。ただしリースの場合は、故障の修理費は自分持ち、リース期間終了後は返却が必要、途中解約ができない場合が多いなど、借りた側にとって不利な条件が多い点に注意が必要です。資金に余裕がある場合や融資を受けられるのであれば購入し、万が一、不要になったときは売却するという方が負担や心配が少ないのでおすすめです。

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4

どこから開業資金を融資してもらえるのか

パン屋を開業するにあたって必ず必要となる開業資金ですが、融資してもらうことも可能です。お金を貸してくれる場所というと銀行が思い浮かびますが、銀行から借りるには担保が必要です。担保がなく、お店を開業したい場合におすすめなのが日本政策金融公庫の融資制度です。日本政策金融公庫は国の政策で開業率を上げていこうという意図をくんだ制度であり、公的な機関なので利用しやすいというメリットがあります。新規に開業する人に向けての融資のほか、若者や女性、シニアを対象にした融資、食品の製造・小売りをする人に向けた融資など、さまざまな融資制度があります。多くの融資の限度額は7,200万円なので、パン屋の開業資金としては十分足りるでしょう。 日本政策金融公庫の融資制度 https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/index.html#national

5

自治体の補助金や助成金があるかもチェック

パン屋の開業資金が足りない人、心もとない人にぜひチェックしておいてほしいのが、自治体の補助金や助成金の制度です。融資してもらったお金は返済が必要ですが、補助金や助成金は返す必要のないお金なので、積極的に活用していきましょう。自治体の補助金や助成金の場合、家賃補助をしてくれるという内容が多いようです。ただし、自治体によっては補助する対象が福祉関連重視になっている場合や、金額が少ない場合があります。地方だとIターンやUターン希望者を積極的に迎え入れている自治体があり、その場合は引っ越し費用などを補助してくれるケースもあります。まずは開業を予定している自治体に問い合わせてみましょう。

6

まとめ

パン屋を開業するには、内装工事費、厨房設備費だけで1,000万円を超える資金が必要となります。そのほか店舗の購入・賃貸費用や運転資金を考えると、ある程度のまとまった金額を用意しなくてはいけません。そのためには公的な機関から融資を受けて資金を準備するほか、自治体の助成金・補助金を利用するという手もあります。まずはどの場所にどんなコンセプトの店をオープンしたいかを具体的に考えてみましょう。

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投稿者:plus

  • 2017.07.06 投稿
  • 2022.01.19 更新

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