失敗しないためにも…パン屋開業前のチェックポイント
パン屋を開業して成功させるためには、おいしいパンを作ることはもちろん大切ですが、それ以外にも重要なポイントがいくつかあります。
そこで、具体的にはどんなことをチェックしておくべきなのか紹介します。参考にしてみてください。
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まずは、客層やお店の雰囲気を具体的に考える!
パン屋を開業すると決めたら、まずはどんな客層をターゲットにしたいのか考えます。ターゲットにしたい年齢層や購買行動、ライフスタイルなどをなるべく具体的に設定してみましょう。例えば「20代や30代で流行に敏感な女性をターゲットにしたい」とか「小さな子供のいる家庭の主婦をターゲットにする」などです。これを具体的に設定してみると、自然と店舗内のイメージがわいてくるはずです。流行に敏感な女性をターゲットにするなら、流行りの食材を使用したパンを作り店内もオシャレな雰囲気にすると良いでしょうし、主婦をターゲットにするなら子供も喜ぶパンや内装を考えるという流れになります。ここで、どんな顧客を狙いたいのかがはっきりしていないと個性を出せず、他の店舗に紛れて失敗してしまうので気をつけましょう。
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立地条件はもちろん、競合店を知るのも成功への近道!
飲食店の開業が失敗する原因のひとつに、立地条件の悪さがあげられます。人の流れがほとんどない土地に開業したり、逆に、競合店が立ち並ぶ土地で他と同じようなお店を開業したりというのが主な原因です。パン屋を開業するなら、ほとんどの人はある程度人の流れが多いところを選ぶでしょう。しかし、人の流れがあるという事は、ほかにもそれなりに飲食店があるはずです。
そのため、どんな店舗が競合店になるのかを、知っておくことも失敗しないポイントになります。たくさんあるお店の中から、自分のお店を選んでもらうには、他にはない魅力をつくり、差別化することが重要です。周辺にはどんなお店があり、どんな個性を売りにしているのかチェックしてみてください。差別化する部分を見つけるだけでなく、成功しているお店の良いと思った部分は積極的に取り入れてみてください。
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資金も大きな問題!パン屋開業にはどのくらい必要?
パン屋を開業するにあたり、資金も大きな問題といえるのではないでしょうか。開業に必要な資金の内訳は大きく分けると「店舗の不動産費用」「内装工事の費用」「店舗内の備品や厨房機器の費用」「運転資金」の4つで、場合によっては雑費が必要になります。不動産費用は土地や広さによって変わりますが、貸店舗の場合は、はじめに敷金・礼金のほか保証金など、まとまった金額が必要です。内装工事は自分の理想のデザインに店舗を改装するためには欠かせない費用といえます。
電気やガス、水道などの設備工事や、壁紙の張り替え施工などが必要ですが、できるだけ費用を押さえたい場合は「居抜き」という手もあります。内装工事の相場は400万円から800万円といわれています。備品や厨房機器も、内装工事と同じくらいかかりますが、中古品で揃えれば比較的費用を抑えることができるようです。運転資金はオープンしてすぐに必要な仕入れの費用や光熱費、宣伝費などを指します。100万円から200万円は準備しておいた方が安心です。
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開業までのスケジュールもチェックしておこう!
実際にパン屋を開業するためには、最低でも開業の1年ほど前から行動を始めます。まずはどんなお店にするのか具体的に決めて、物件を探し、資金調達をするのに約3カ月かかります。それから店内の設計、施工には短くても2~3カ月程度必要です。ただし、これは、スムーズに話が進んだ場合で、資金調達や改装工事に時間がかかると、さらに期間が延びてしまいます。ちなみに、パン屋開業のためには、営業許可申請も必要です。これがないと営業できないので、必ず前もって申請してください。営業許可申請を行うには、着工前に保健所へ行き、工事完成予定の10日ほど前をめどに書類の提出をします。
その後、担当者が店舗を訪れてチェックするのですが、許可証の交付までは数日かかるので、ゆとりをもって動きましょう。それから、開業後1カ月以内には開業届を、2カ月以内には青色申告申請書の提出が必要です。また、食品衛生責任者資格の申請も忘れずに行ってください。衛生教育の講習を受けると資格が得られますが、調理師や栄養士、製菓衛生士の資格があれば講習を受けなくても大丈夫です。
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パン屋開業後のイメージもしておこう!1日の流れは?
パン屋というと仕込みに時間がかかるので、朝が早いというイメージがあるのではないでしょうか。例えば、開店が午前10時のパン屋の場合、ほとんどは5時前に店舗に到着し、パンを作り始めます。発酵に必要な時間やひとつひとつの形成を考えると、数時間は余裕を持たなければ開店に間に合わなくなってしまうのです。開店後は厨房の掃除や接客などが主な仕事です。繁盛しているパン屋なら、開店後にもパンを作り続けることがあるようです。閉店後には店舗内の清掃や売上金の精算をしますが、朝に必要な時間を短縮するため、閉店後に次の日の仕込みや材料の計量を済ませておくケースもあります。
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まとめ
パン屋を開業するためには、ターゲットを具体的に設定して、どんな店舗にするのかを考えることから始めます。開業に必要な資金や資格、書類についても事前にきっちりチェックしておきましょう。開業する前に気をつけるポイントを知っておくことが、成功への近道になるはずです。素敵なパン屋を開業して、夢を叶えてみてください。
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