ブックカフェ開業に知っておきたいポイント
本好きな人に嬉しい存在のブックカフェ。
大手のカフェと本屋がコラボするケースもあるように、好きな飲み物を片手に好きな本を読みふけることができると人気を集めています。
これまでは本屋というと品揃え重視の大手チェーンが台頭していましたが、書店員のおすすめのポイントや簡単な書評が書かれたポップを添えて独自色を出している書店も多くあります。
自分でブックカフェを開業すれば好きな本をそろえられるので、ブックカフェの開業に魅力を感じる人も多いでしょう。
今回は、ブックカフェの開業を考えている人に向けて開業のポイントを紹介します。
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ブックカフェってなに?ブックカフェが増えているワケ
ブックカフェとはカフェと本屋が合体したお店のこと。 スマホや動画サイト、電子書籍の登場などで娯楽が多様化するなか、出版業界は厳しい状態にあるといわれています。 個人商店の本屋も経営が厳しく、倒産するところが相次いでいます。 本屋を経営するとなると、これまでとはちょっと違ったアイディアが必要です。 本屋+αとしてもっとも取り入れやすくニーズがありそうなのが、ブックカフェという形態。
商売はどんなものであっても、まずは来店客数を増やすことがポイントです。 カフェと本屋が併設されていれば、そのどちらのニーズも汲み取ることができるので来店客数を見込むことができます。 ドリンクは原価率がとても低いので、売れば売るほど利益が出る仕組みです。 仮に本が売れなくても、ドリンク目当てで来てくれる人がドリンクを注文してくれれば、本が売れない分の損失をカバーできるのです。 こうしたことが、ブックカフェが増えている要因と言えるでしょう。
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ブックカフェの経営に向いているのはどんな人?
ブックカフェの経営に向いているのは、本が好きな人です。 もしかしたら本が好きでなくてもビジネスはできるかもしれません。 しかし、来店するお客様は本が好きな人が多いはずなので、本好きの人は経営者が本好きかどうか分かってしまうでしょう。 大手チェーンとの差別化を図るには、新刊や売れ筋の本だけを揃えるのではなく、何らかのこだわりを感じられる本を集めることがポイントです。
カフェに並ぶ本が作り出す特有の雰囲気に共感してくれる人が、リピーターになってくれると考えられます。 こだわりのラインナップを作ることができるのは、やはり本が好きな人ということになるでしょう。 ブックカフェのスタイルには、さまざまなものがあります。 会社勤めの人が空き家や空き店舗の活用の一貫で、趣味で始めるブックカフェもあれば、地域の子育て中の世代に向けた絵本や児童書を中心に集めたブックカフェもあります。
そのほか、定年退職した人が障害者の雇用などを目的のひとつに据えるソーシャルビジネスとしてのブックカフェや、カフェを経営している人が他店との差別化のために本屋を併設するケースなども考えられるでしょう。 ブックカフェの目的や本業か副業か、力の入れ具合によって経営のスタイルには多様な選択肢があると言えます。
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ブックカフェ開業に必要な許可や手続きって?
一口にブックカフェといっても、どんなことをするのかによって必要な許可は異なります。 飲食に関する許可は保健所の管轄です。 ドリンクと市販の茶菓子などを提供する場合は喫茶店営業許可が必要です。 デザートや軽食を調理して提供する場合は飲食店営業許可、カフェで作った手作りスイーツやパンなどを持ち帰りで提供するときは菓子製造業の許可をそれぞれ取得しなければなりません。
カフェで調理をする人は調理師などの資格は不要ですが、保健所が主催する講習を受けて、食品衛生責任者の認定を受ける必要があります。 ほかに気を付けるポイントとしては、従業員を含めて店舗の収容人数が30人以上の場合は、消防法の規定により防火管理者を設置する必要があることや、店舗の消火設備についてもいくつか決まりがあることです。 また、深夜12時以降に営業する場合は、深夜酒類提供飲食店営業の許可も取得しなければなりません。 場合によっては新書だけでなく、古本も取り扱うこともあるでしょう。 流通では手に入りにくい本を置くことも差別化のポイントになります。 そのような場合は、警察署で古物商の許可を取得する手続きを行います。
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繁盛するブックカフェ経営のコツは?
ブックカフェに限らず、商売を始める人が最初に考えなければならないのは、コンセプトとターゲットの設定です。 ターゲットを絞るには多少のリスクがありますが、万人受けするカフェでは、価格競争に巻き込まれてしまうでしょう。 商売を成功させるには、一般的に立地が重要です。
店舗の場所は、駅の近くや交通量の多い道路の沿線、駐車スペースを確保できる郊外の店舗などが考えられますが、その際もどのようなブックカフェにしたいのかというコンセプトが重要です。 勤め人をターゲットにする場合と、休日の散歩ついでの立ち寄り場所としての利用を想定するのでは立地が全く異なります。 アクセスが良い場所は家賃が高額なので、あえて駅から離れた場所にブックカフェを作ることもあります。 わざわざ探してもらう必要のあるブックカフェのほうが、コアなファンを獲得しやすいというメリットも期待できるでしょう。 コンセプトを明確にしておけば、立地だけでなく、内装や外装、仕入れる書籍の方向性にも役立ちます。
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ブックカフェの弱点は?弱点カバーの秘訣
ブックカフェはドリンク片手にゆっくり本を楽しめることが売りなので、回転率が低いことが弱点です。 一定の売り上げを確保するには客単価を上げる工夫が重要になってきます。 たとえば、本だけでなく雑貨を販売してみるのが一つの方法でしょう。
可能な限り、こだわりやストーリーがあるもののほうが、客単価は高く設定できます。 おいしい食事やスイーツなど、ドリンクとセットで注文してもらえるものを販売することも考えられます。 定番のカフェメニューだけでなく、ドリンクの種類を豊富に取り揃えて、思わず注文したくなってしまうようなものをメニューに加えたり、2杯目以降は割引価格で飲めたりするなど、長い滞在時間中に何度もオーダーしてもらえる工夫も考えたいものです。
また、朗読会などブックカフェと親和性の高いイベントを開催して集客できる仕組みを作ったり、イベントスペースとして貸し出して賃料収入を得たりする方法も考えられます。
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まとめ
ブックカフェに限らず、商売をするうえではお客様の声を聞き、喜んでもらえるサービスを提供することが大切です。 開業してみると、見込んでいたターゲットやニーズとは異なる客層が利用してくれることもあるでしょう。 その都度、柔軟に本の品揃えやドリンクメニューは変えていくことが求められます。 しかし、お客様の声を聞いているだけでは、お店のコンセプトがブレてしまいます。 お客様第一主義でありながらも、常にどんなお店づくりをしたいのか初心に戻りつつ、求められるものを提供していく姿勢が必要になってくるでしょう。
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