個人事業主が独立開業した際に用意すべき印鑑は?
印鑑は日本独自に発展してきた文化であり、ビジネスでは欠かせないものです。 しかも、独立して個人事業主となるとそれが持つ意味合いはさらに大きくなります。 ただ、印鑑にはさまざまな種類があり、それらの役割を知っていないと何となく必要になりそうだからという理由で不要なものまで購入してしまう可能性があります。
逆に、いざというときに必要な印鑑がなくて困ってしまったという事態になるかもしれません。
そこで、個人事業主にとって必要な印鑑とその役割について説明をしていきます。
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これだけある!印鑑の種類と役割
印鑑は個人用とビジネス用の2種類に分かれます。 個人用には認印と実印があり、ビジネス用には丸印、銀行印、角印、ショップゴム印などがあります。
まず、認印は開業届や青色申告など個人名で押印する際に使用するものです。 実印もその点は同じですが、こちらは不動産契約やローン契約といった高額な金銭取引を行うときによく用いられます。 それだけ、印鑑としての信頼度が高いということです。
一方、ビジネス用の丸印は仕事の契約などで代表者印が求められる書類に使われます。 銀行印は金融機関での口座開設時に必要な印鑑です。 角印は四角の形をした大きな印鑑で請求書や領収書などに会社の認印として使用されます。
最後のショップゴム印は会社名・住所・代表者名を大量に押すのに便利で、ダイレクトメールや封筒などの宛名書きをする際に重宝します。
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個人事業主にとって重要な実印!その登録の仕方
さまざまな種類がある印鑑の中で個人事業主にとって最も重要な意味を持つのが実印です。 しかし、実印とはどのようなものを指すのでしょうか。 ひとことで言うと、それは正式に登録されている印鑑のことです。 登録を行うには自分の住民票がある市町村役場に出向き、申請書と身分証明書を提出する必要があります。 すると、印鑑登録証明書が発行されるので、その時点から実印としての使用が可能となります。
ただし、どんな印鑑でも実印として登録できるわけではありません。 各自治体によって多少の違いはありますが、一般的に実印として認められるのは直径8ミリ以上25ミリ以下の欠けにくい材質で作られたものです。 それに、100円ショップなどで購入した安物の印鑑は陰影がぶれたりしやすいので大事な書類に押す印鑑としては不向きです。 実印に関しては、なるべくしっかりした素材のものを選ぶのがよいでしょう。
ちなみに、印鑑には姓のみのものとフルネームのものがありますが、どちらも実印として登録することは可能です。
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会社の認印として使用する個人事業主の丸印
一般企業の場合、丸印は会社の実印として用いられます。 しかし、個人事業主は登記自体がないので法人実印の印鑑登録ができません。 そのため、個人事業主の丸印は会社の認印という位置づけになり、大切な契約の際は個人の実印と印鑑証明書が必要となります。
それでは会社の丸印の代わりに個人の認印を代用しては駄目なのかというと、手続き上は別段問題ありません。
ただ、会社としての体裁を整え、仕事とプライベートをきっちり分けたいと考えるのなら丸印を別に用意した方がよいでしょう。
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口座を開設するために必要な銀行印
銀行印は金融機関で事業用の銀行口座を開設する際に用いる大切な印鑑です。 これも個人口座と事業用の口座をひとつにまとめることで印鑑の兼用は可能です。
しかし、事業を本格的に行おうと思うなら、入出金の出入りが明確になるように口座をふたつに分け、印鑑もプライベート用とビジネス用を別々に持つことをおすすめします。 ちなみに、ビジネス用の銀行口座を作る際には個人名ではなく、屋号の印鑑を用いたいと考える人もいます。
ただ、それが可能かどうかは金融機関によって異なるため、事前に問い合わせをしておくのがよいでしょう。
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信頼度アップにもつながる角印の存在感
角印は個人名ではなく、会社の屋号が刻まれているのが一般的です。 大きくて目立つため、そのデザインの如何で会社の印象を大きく左右する場合があります。 これも個人の認印で代用はできるのですが、屋号名の入った角印を押すと会社らしくなって信頼度がぐっとアップします。
したがって、事業が軌道に乗り、印鑑を押す機会が増えてきたタイミングで角印を導入するのもひとつの手です。 ちなみに、屋号のない個人事業主の場合は個人名をフルネームで角印するといったケースもあるようです。
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まとめ
個人事業主として開業をした場合、対外的に重要なのは信用です。 企業に勤めていたときは会社の名前がその根拠となっていましたが、独立するとそれをイチから築かなくてはならなくなります。 その際に重要な役割を果たすのが印鑑です。 印鑑を押すのは信頼の証を積み上げていく行為にほかなりません。
そう考えると、ビジネスで用いる印鑑は自分の行っている仕事に釣り合うものを用意するべきです。 その点を考慮して持つべき印鑑を決めていきましょう。
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