独立開業して大丈夫?起業後3年以内に倒産する確率は
多くの社会人にとって経営者として独立開業するのは夢でしょう。しかし、長期的に生存できる会社の数はそれほど多くありません。起業して3年が勝負時とも言われており、3年経つと倒産している会社も目立ちます。
せっかく独立するなら10年、20年と続いていく会社になるために、精一杯の努力を行いたいところです。また、起業する前の心がけも大切になるでしょう。ここでは、3年以内に倒産する会社の傾向を紹介しながら起業後の生存戦略を解説します。
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3年以内に倒産する会社はどれくらい?
会社の設立年数ごとの倒産率に関しては、さまざまなデータがあり調査機関によって数値が変わるのが実状です。たとえば、経済産業省「経済成長を実現する中小企業」によると設立後3年経って生き残っている会社は89パーセントと報告されています。つまり、倒産率は11パーセントです。
一方、キャリアコンサルタント福井祐平氏は国税庁の2010年の調査をもとに設立3年以内の倒産率を35パーセントと述べています。起業して3年前後が経営にとっての大きな節目になるとは言えるでしょう。
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会社が倒産する主な原因には何があるか
会社が倒産する原因はさまざまです。最も代表的な例は経営破綻でしょう。支出に対して収入が追いつかずに赤字経営が続き存続が難しくなるパターンです。
一方で、脱税などの不祥事で社会的地位が失墜し倒産につながるケースもあります。倒産以外にも「解散」する会社も少なくありません。経営状況が最悪になる前、取り返しのつかないダメージを負う前に存続を断念するのが「解散」です。
独立開業して3年経つと会社のポテンシャルが判明し、多くの経営者が経営を続けるべきかの決断を迫られます。
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こんな経営は危ない!3年以内に倒産する会社の特徴
会社が倒産するとき、問題になりがちなのが経営体制の適当さです。ライバルが多い経済界で生き残るためには、会社独自の戦略性とビジョンが必要です。行き当たりばったりの経営ではすぐに方向性を見失うでしょう。
経営戦略の欠如は結果的に「従業員不足」「顧客との関係悪化」「新規事業の失敗」などさまざまなトラブルを招きます。なかには、不測の事態によって業績が悪化するパターンもありますが、一度のハプニングで経営が傾くのも危機管理がなされていない証拠だと言えるでしょう。
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3年を乗り越える会社になるための心がけ
独立開業後3年を乗り切り、経営を軌道に乗せるためには緻密な経営戦略が求められます。信頼できる市場データに基づくマーケティングを行い、目先の利益だけでなく10年後、20年後の目標を明確にしましょう。また「精神論」からの脱却も欠かせません。
現場のモチベーションを上げるための精神論はときとして必要です。しかし、会社の根幹に精神論を据えると実証性のない経営戦略が横行してしまいます。会社の方針には数字や事例といった「根拠」を持たせるように心がけましょう。
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存続する会社の特徴!広い視野で市場を見る
起業後3年を乗り越え、長く続いていく会社には広いビジョンがあります。国内市場が頭打ちになっても海外市場に目を向けるなど、時代の波に乗れる柔軟さを備えています。
たとえば、2020年代に入って人工知能(AI)やIoTを活用した最新ビジネスで急成長し、新たなビジネスモデルを示しています。既存の戦略を踏襲するだけでなく、挑戦的な事業に取り組む姿勢は必要でしょう。
ただし、闇雲に手を広げるのではなく緻密なリサーチのもとに戦略を立てるのが「生存する企業」の特徴です。
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まとめ
足元ばかり見ていると目の前の障害に気づかないように、会社経営でも将来を見据えた戦略が必要です。「流行」よりも「成長性」を考えて市場をマーケティングするようにしましょう。
また、わずかな顧客や事業に依存するのではなく会社のポテンシャルを広げる意識は常に必要です。独立開業した直後は宣伝や顧客獲得などで苦しむかもしれません。
しかし、長期的な視野がある企業は顧客からも評価されやすく、息の長い経営が見込めるでしょう。
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