いくらかかるの?薬局の開業に必要な資金とは
薬局を開業しようと思ったら、保健所などの管轄機関に申請を行ったり届出を提出したりするなど、さまざまな準備が必要となります。
そして、手続きを行うことはもちろんのこと、開業のために必要となる資金を自分で用意しなければなりません。
しかし、初めて開業する場合には、具体的にどのような費用をどれくらい用意しておけばよいのかわからない場合もあるでしょう。
そこで、薬局の開業にかかる資金について詳しく解説していきます。
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薬局開業の流れを把握しよう
薬局開業にあたっては、大まかな準備の流れを把握し、それぞれの段階で必要となる資金を調達しておくことが大切です。
開業しようという意思が固まったら、まず開業する薬局の場所を探します。
開業場所の目途が立ったら、次に事業計画書の作成に取りかかります。
そして、オープンに向けて薬局の設計やレイアウトを具体的に検討し、建築またはリフォームを業者に依頼します。
店舗の準備が整ったらスタッフの募集を行うとともに、調剤機器や医薬品を手配します。
場所・物・人の準備が万全となれば、保健所などへの届出の提出や申請などを行い開業の許可を取ります。
開業が問題なく認可されれば、晴れて薬局の開局となります。
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薬局を開業する場所を確保するために必要な資金
開業に向けて薬局を開局する建物自体を用意する場合には、土地の購入代金と建築費、物件の取得に伴う手続き費用が必要です。
また、開業場所として既存の建物の一部を借りる場合には保証金や仲介手数料といった費用を準備しておかなければいけません。
不動産会社によっても異なりますが、保証金は賃料の2~10カ月分、仲介手数料は賃料の1カ月分か2カ月分くらいが一般的です。
さらに、当面の賃料も用意しておくと安心です。
たとえば1カ月の賃料が16万円の物件であれば最大で192万円以上を用意しておくことになります。
また、薬局に適した内装・外装工事をするためにはリフォーム費用の準備も必要です。
リフォーム費用は希望するデザインやレイアウトによって大きく変わってきますが、一般的には500万~1000万円ほどが目安となっています。
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調剤機器や医薬品の準備のために用意しておくべき資金
薬局を開業する場所の確保ができたら、調剤機器や医薬品を購入します。
調剤機器を購入しない場合には当面のリース代を用意しておく必要があります。
調剤機器とは、たとえば調剤に使用する台や調剤棚、薬剤保冷庫、分包機といったものです。
棚の設置場所によっては、リフォームの際にあわせて工事をしてもらうという方法もあります。
リフォームで棚を設置する場合には、どのくらいの費用となるのかも含めて事前にリフォーム会社と相談しておくことが大切です。
さらに、薬局としての業務を果たすために必須となる医薬品の購入も忘れてはなりません。
医薬品の購入は開業後も常時行いますが、オープンの際に最低限用意しておきたい医薬品はリストにして買い忘れのないようにしておきましょう。
そのほか、薬袋やお薬手帳、分包紙といった消耗品も含めて、通常は100万~200万円、場合によってはそれ以上の費用がかかります。
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人材確保の際に必要となる準備資金
薬局で働く人たちに関わる費用も事前に把握しておかなければいけない大切な準備資金です。
知人の紹介などによって人材の確保が足りていない場合には、スタッフを募集するための広告費が必要となります。
広告費は通常、10万~20万円程度かかることが見込まれます。
また、そのほかにも、研修を行う予定があれば研修費、業務をするときに着用する白衣などの制服購入費、福利厚生費といったものも準備しておくべき資金です。
さらに、売上が安定するまでの当面の給与を用意しておくと安心です。
これらすべての費用に当面の運転資金を含めると、合計で200万~400万円ほどは必要になるでしょう。
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忘れずに用意しておきたい、その他の開業資金
ここまでで紹介した資金以外にも、開業するためにはさまざまな費用が必要となります。
水道光熱費や通信費といったものも、実際に薬局を営む上で欠かせない費用です。
水道光熱費や通信費は合わせて4万~5万円くらいを目安として考えておきましょう。
薬局の立地によってはスタッフや顧客の駐車場の費用もかかります。
契約台数を検討しておき、その分の費用もしっかりと考慮しておくようにしましょう。
さらに、申請や手続きの時に必要となる費用も、開業資金として忘れてはいけません。
必要があれば、薬剤師会への入会金や年会費もかかります。
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まとめ
薬局を開業するためには、大きな金額の資金が必要です。
多くの場合、すぐには用意できない金額となるため、事前に余裕を持って資金計画を立てておくことが重要となります。
すべての開業資金を自分で用意できない場合には、金融機関からの融資も検討してみましょう。
また、資金面についてのアドバイスや薬局経営のサポートを受けられるフランチャイズで開局する方法もおすすめです。
初めての薬局開業でも安心して営業を進められるでしょう。
独立薬局・フランチャイズ薬局にかかわらず、手続きや資金についてしっかりと把握し、早い段階から計画的に準備を進めておくことが何よりも大切です。
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