必要な資格や免許は!?カフェの独立開業について
街に行けばおしゃれなカフェを多く見かけられますよね。
大手チェーン店を除いて、大半のカフェは個人経営です。
小さい時からの夢でお店を持った人や、脱サラして自分のお店を開いた人など、個人が開いたカフェが少なくありません。
料理好きな人やカフェ巡りが趣味な人など、開業のきっかけは様々ですが、自分のやりたいようにできるのが開業の魅力の一つです。
今回はそんなカフェの独立開業について、必要な資格や免許の紹介をします。
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カフェの開業に必要な資格はなにがある!?
カフェを開業しようと思い立った場合、当然その日から始められるわけではありません。
まずはコンセプトや出店場所の確認、資金計画や事業計画の作成、宣伝、従業員の確保など、自分で一から店を開く場合に必要なことはたくさんあります。
なかでも大きなポイントとなるのが、資格や免許です。開業に必要な資格や免許を取らないと、法律に触れてしまうため、そもそも開業することができません。
もちろん資金計画や宣伝も力を入れたい部分ではありますが、開業を考えるときに一番重要なのが資格といってもいいでしょう。
それでは、カフェの開業に必要な資格とは何でしょうか。最低限必要なものは、次の2つです。1つは、「食品衛生責任者」の資格です。
後で詳しく説明しますが、これはカフェなどの飲食店を開く際には必須の資格となります。とはいえ調理師免許のように何日も勉強が必要になるということはありません。
もう1つは、「防火管理者」です。店舗の規模にもよりますが、基本的にお客様を集めて店を開くという場合には、必要になってくる資格です。
これは文字通り、火元の安全を確保する管理者の資格で、お客様や店舗を守るためにも責任のある職務といえるでしょう。
それでは、これらの資格はどのタイミングで取得するのがベストでしょうか。大前提として、これらの資格には有効期限というものが存在しません。
つまり、取得時期によって大きな違いは生じないため、早く取っても開店ギリギリで取ってもさほど問題はありません。
余裕があれば、開業を決めた早い段階で取っておいたほうが賢明です。
資格の他にも、カフェの開業の際には保健所に提出する「食品営業許可申請」や深夜を超えて営業する場合に必要な「深夜酒類提供飲食店営業届」など、大事な手続きが多いものです。
従業員を雇う場合には労働基準監督署に、税金の関係で税務署になど他にも手続きはたくさんあります。
開業の際には、一つひとつ調べて漏れなく提出し、開業の壁をクリアしていきましょう。
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食品衛生責任者の資格って
カフェの開業にあたって、多くの人は「調理師免許」が必要と考えるかもしれません。
しかし、調理師免許は飲食店を開く上で必ずしも必要な資格ではないのです。とはいえ調理師免許のメリットもいくつかあります。
1つは、食品衛生や栄養の知識を身につけることができるので、食品に対して詳しくなれること。
もちろん免許を持っていなくても詳しい人はいますが、調理師免許は国家資格でもあるため、知識を持っているという証明の役割も持ちます。
もう1つは、有利になる場面が多いこと。調理師免許は取得に時間が掛かる分だけ、持っているだけで必要とされる場面が多いです。
独立開業の際には必要となりませんが、実際多くの求人で調理師免許を持っている人にニーズが集まっています。
またお客様からの印象としても、やはり調理師免許を持っていると安心するかもしれません。
とはいえ、カフェを開業するのにそこまでは必要ないという人は最低限「食品衛生責任者」の資格が必須となります。
これは飲食店を開く際に店舗に必ず1人は置かなくてはならない職務で、食品衛生の面で店舗を統括する担当者のことです。
食品に関して何か問題があった場合、責任の所在を明らかにしなくてはならないという目的もありますが、食中毒などを事前に防止するという重要な役割も持ちます。
この資格自体は簡単に取ることができますが、カフェの開業には必須の資格となる上、大切なポジションでもあるので、責任を持って取得することが肝心です。
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食品衛生責任者の資格を取得するためにはどうしたらいい?
さて、そんな食品衛生責任者ですが、その資格は一体どのように取得できるのでしょうか。長期の研修や高額な費用は必要ありません。
地域で定期的に開催されている講習会に参加するだけでいいのです。講習会はたった1日で修了し、講習を受けさえすれば全員が資格を取得できます。
講習の最後に、内容を聞くテストのようなものはありますが、この点数の善し悪しに関わらず、資格は取得可能です。
費用は東京都の場合で約10,000円必要ですが、手軽に取得できる資格と言って良いでしょう。
多くの講習会では、会場で店舗に掲示する食品衛生責任者のプレートが販売されています。
飲食店はこのプレートを掲示して営業することが義務付けられているので、ここで購入しておくと楽かもしれません。また食品衛生責任者を示す手帳ももらうことができます。
資格自体は簡単に取ることができますが、その職務は店舗において重要です。
講習では食中毒などについても学びますが、店舗では従業員に徹底しなくてはなりません。
簡単に取得できるからと甘く考えるのではなく、店舗の食品衛生の責任者であることを自覚して取り組むことが大事なポイントです。
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取っておきたい資格は他にも!
食品衛生責任者の他にも、必須の資格があります。それが「防火管理者」の資格です。
これは店舗の収容人数が30人を超える場合に必要となる資格です。各地域で消防署が開いている講習を受けることで取得できます。
この防火管理者の資格については、店舗の規模が300平米以上か未満かで受ける講習の種類が変わってきます。
300平米以上の大規模な店舗だと甲種で2日間の講習、それ未満の店舗だと乙種で1日間の講習を受けることになります。
費用は東京都の場合テキスト代の約5,000円です。またカフェを開く上で重要視されるのが「コーヒーコーディネーター」という資格です。
これは文字通り、コーヒーのスペシャリストとしてその実力を証明する資格です。
コーヒー豆の知識から美味しいコーヒーの淹れ方まで身につけることができるので、カフェは開きたいけどコーヒーに自信がないという人にはおすすめの資格です。
費用はほかの資格に比べると高めですが、通信講座を受講すれば取得することができ、カフェで提供するコーヒーに胸を張れるのは大きなメリットといえるでしょう。
またコーヒーに限らず、「紅茶コーディネーター」という資格もあります。こちらもコーヒーコーディネーターと同様で、紅茶の淹れ方など一から学ぶことができます。
コーヒーや紅茶よりも、食事に力を入れたいと考えているのであれば、先ほど説明した「調理師」やまた健康面を重視したメニューを取り入れるのであれば「栄養士」の資格も、大きなアドバンテージになるでしょう。
食品衛生責任者と防火管理者は開業に必須の資格ですが、余裕があれば店主の実力を上げるためにも、他の資格にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
カフェの開業にあたって、必要な資格や免許はお分かりいただけたでしょうか。確かに自分の店を持つ際にはやることが多く、複雑な手続きが必要となります。
とはいえ、それでも自分のやりたいことを実現させている人は多くいます。カフェを開業したいと考えている人は、焦らずひとつひとつクリアしていくのが、一番の近道でしょう。
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