ラーメン屋の開業資金は低くても平気?費用項目を解説
お店を開業するといえば、世界的にも多いのが飲食店です。
日本で最も人気の飲食店のひとつといえば、ラーメン屋なのではないでしょうか。
ラーメン屋を始める動機として、ラーメンが好きだったり、割と気軽に開業できたりと、さまざまなものがあることでしょう。
また、ラーメンは日本で頻繁に食されている料理なので、ある程度の集客が見込めますし、おいしいという評判が立つとマスコミも取材に訪れます。
そのため、ラーメン屋を開業して一発当てたいという人も多いかもしれません。しかし、開業資金がなければ、ラーメン屋を開くという夢を実現させることは難しいことでしょう。
そこで今回は、ラーメン屋を真剣に開業したいという方に向けて、ラーメン屋を開業するまでに必要な資金の内訳を詳しく解説していきます。
1
店舗にかかる費用には内外装工事も含まれる
ラーメン屋を開くには、まず場所の確保が必要となります。エリアや立地にもよりますが、物件取得のための費用として用意しておきたいのはおよそ100万-300万円程度の費用です。この中には保証金や賃貸料1カ月分、不動産会社への仲介手数料などが含まれています。開業資金の中で負担が最も大きいのが保証金です。基本的にはおよそ6カ月分の賃料で、場合によっては12カ月分の賃料に相当する額を支払う必要があります。開業資金の中でも痛い出費ですが、このお金は退去時に物件に問題がなければ返却されます。
店舗の目処が立ったなら、次はラーメン屋らしい雰囲気に店の内外を作り変えていくための費用を見ていきましょう。施工費用は坪単価30万円程度が相場といわれているため、10坪ならおよそ300万円、20坪ならおよそ600万円となります。以上のことから、ラーメン屋を開業する際の店舗にかかる費用の合計は、10坪程度でおよそ500万円、20坪ではおよそ800万円という結果が導き出されます。
2
居抜き物件で開業資金は浮く!
店舗にかかる費用を抑えたい場合は、居抜き物件を有効的に活用しましょう。ラーメン屋開業の際に役立つ居抜き物件とは、前に入っていたテナントがラーメン屋だった物件のことで、内外装の工事がすでにラーメン屋仕様に施されているもののことを指します。居抜き物件のメリットは次にラーメン屋を開業する人だけではなく、前にラーメン屋を経営していた人にもあります。テナントをオーナーに返却する際には元の状態に戻す必要がありますが、解体工事には費用がかかるため、できるだけ同業者に次のテナントに入って欲しいと考える例は少なくありません。
そのため、前のラーメン屋との交渉次第では、ほとんど無料でラーメン屋の内外装を手に入れられる可能性があります。しかし、内外装工事をしてから日が浅かったり、高価な設備があったりする場合は、買い取りということになるでしょう。また、居抜き物件を手に入れる場合でも、店の名前が刻まれた看板などは自前で作る必要があります。
3
調理器具や食器も開業資金の必要項目
ラーメン屋開業にあたって、食器や調理器具の用意も必要不可欠です。ラーメンどんぶりの価格は1個あたりおよそ500円-1,000円の間です。購入個数はお店を円滑にまわしていくためできるだけ多い方が良いでしょう。座席数のおよそ3倍を見ておくと良いといわれています。
また、食器にはどんぶりの他にも、レンゲや箸、コップ、チャーハンや餃子用の皿などもあります。ラーメン屋で必要な調理器具は、鍋や包丁、ラーメン用パワーテボなどがあります。食器や調理器具を全て新規に揃えようと思うと、30万円程度は必要になってくることでしょう。居抜き物件で食器や調理器具までも譲渡してもらう場合は、これよりもずいぶん安くなります。
しかし、ラーメン屋で使用される食器の中には、お店の名前が入っているものもあります。また、欠けていたりヒビが入っていたりして、新規のラーメン屋としては使いたくないものもあるかもしれません。そのため、居抜き物件で食器を全て低価格で手に入れられたとしても、結局は自分達で揃えなければならないこともあるでしょう。
外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す4
他のラーメン屋に勝つためには集客にも費用を!
ラーメン屋は日本中にかなりあるため、ラーメン屋がお客様の取り合いになるケースは多いです。そのため、ラーメン屋を開業後ただお店でお客様を待つだけでは、なかなか収益に結びつかないことでしょう。集客のための努力や費用をかけることは、ラーメン屋を運営していく上でとても大切です。インターネットを利用した宣伝・広告は、現代の集客方法としては優れています。
ホームページを開設したりSNSで情報を発信したりすることで、幅広い層の集客が見込めます。ホームページを作ってそれを運営していくためには、30万-50万円ほどの費用がかかります。一方、SNSは無料で宣伝ができるため、宣伝・広告の初期費用を抑えることができます。また、昔から行われているようなチラシを各家庭のポストに投入するポスティングも、集客効果があります。チラシのデザイン代と印刷代がかかりますが、自分で空いた時間にポスティングをしていけば、人件費を抑えることができます。
5
開業後の運営費もチェック!
ラーメン屋は開業前に資金が必要になるだけではなく、開業後にもいろいろと費用がかかります。水道光熱費や人件費などはもちろんのこと、食器や調理器具が事故で破損した場合の修理費用や新規購入費用、爪楊枝や割り箸、ティッシュなどの消耗品代も、ラーメン屋を運営していくためには必要不可欠な経費です。
また、食材の購入費用も、ラーメン屋にとってなくてはならない経費です。食材購入費は経費の中でもなかなか削れないため、経費の中でも大きなウェイトを占めます。忘れられがちな費用として挙げられるのが、減価償却費です。減価償却費は厨房にある器具だけではなく、内装や外装も含まれています。減価償却費は開業後すぐに必要になる経費ではないため無視してしまいがちですが、備品は使用していくうちに消耗していきます。いつでも万全の状態でラーメン屋を運営していくために、毎月少しずつ経費の中から積み立てをしていき、いざというときのために備えておきましょう。
6
ラーメン屋で儲けを出すために原価率と販売価格が重要
テストラーメン屋を開業したとしても、儲からなければ意味がありません。儲けを出すためには、原価となる食材や水道光熱費、人件費などの費用と、ラーメンなどの商品の販売価格の設定がカギとなります。利益を多く出すためには、原価率を抑えて販売価格を大きく設定する必要があります。ラーメン屋の場合、原価となるのは主に食材なので、利益を多く出すためには食材費用を抑えることになりますが、そうするとラーメンの味が落ちてしまい、お客様が離れていく可能性があります。
また、食材に費用をかけてもラーメン一杯の値段が高ければ、こちらも多くの集客を見込めないことでしょう。一般的にラーメン屋の原価率はラーメンの価格の30%といわれています。ラーメン一杯の値段が1,000円であれば、原価は300円程度ということです。食材の質を落とさずに原価率を下げるためには、仕入れから見直す必要があるでしょう。同じ質の食材を少しでも安く仕入れることができれば、原価率を下げることができます。
7
まとめ
このように、ラーメン屋の開業にあたっては結構な額の資金が必要だったり、開業後も宣伝・広告費用や減価償却費があったりと、いろいろと費用がかかります。一般的に自己資金は開業資金の半分程度といわれており、開業に1,000万円かかるなら、500万円の自己資金は欲しいところです。
しかし、そのような多額なお金がないという人でも、居抜き物件を利用することで初期費用を抑えることは可能です。居抜き物件は前のラーメン店店主にとってもメリットがあるので、交渉することで費用をうまく抑えられるでしょう。開業までにかかる金額を知っておくと、節約や工夫がしやすくなります。上手に資金のやりくりをして、夢のラーメン屋開業をぜひ実現してみてください。
外食・中食のフランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す フランチャイズ(FC)加盟募集一覧で独立・開業・起業情報を探す ビジェント
オススメの商材・サービスを集めてみました!
-
新しい不動産ビジネス「RE/MAX」
-
らあめん花月嵐
-
ドクターネイル爪革命
-
【未経験からコンサルに!】助成金・IT商材が60種
-
『日本おそうじ代行』閑散期対策が充実で収益安定!!
-
Noah
-
焼肉屋「肉焼屋」
-
京進の個別指導 スクール・ワン
-
就労継続支援B型事業所「スーパーチャレンジセンターミライ」
-
【正規販売店募集】AIお問合せフォーム営業ツール
-
【Wi-Fi搭載業務店用BGM】紹介のみ
-
アイサポ
まずは資料請求してみませんか?もちろん無料です。
(簡単な会員登録が必要です)
資料請求してみる